テレ東の「じっくり聞いタロウ」はよく見る番組です。
この間は90年代歌手特集でした。
この番組ではいつも、莫大な印税収入の話とか、あのころと今のギャップの壮絶さなどが語られます。
(じっくり聞いタロウHPより)
これ見たあとすぐ「部屋とYシャツと私」「さよなら 大好きな人」をダウンロードしましたよ!
しばらくあのころ曲のスイッチが入ったままになり、アルバムを3枚も買ってしまいました。
BAEBEE BOYS「√5」
工藤静香「工藤静香ベスト」
森高千里「THE FIRST BEST SELECTION ’87~’92」
どうしたのでしょう。
確かに今週は疲労が蓄積してました。
今日は牡牛座の月の日だからか、昔の曲を得意げに歌い上げることがなんとも気持ちいい。
森高さんのアルバムだけはCDで買ったので、到着が待ち遠しいです。
今の私が求める・求めた80〜90年代の曲・歌手を並べてみます。
あのころの女性はみんな強気なくせに、曲には惨めさが漂ったり、主張が込められたりしてた。
火星座の女性が活躍してたような感じです。(敬称略)
牡羊座
森高千里「臭いものにはフタをしろ!!」(1990年)
森高千里さんは今でこそ清楚系ですが、あのころぶっ飛んでたんですよね。かっこいい!
色っぽく足を出してても、それを下品に見つめてくるおじさんや男を「は?かっこわるいゾ」という目で見下す。
歌詞は大体森高さんが手がけてて、今でこそ韓国女性の鬱屈が訴えられた本が日本で売れてますが、森高さんはそれよりずっと前に「実力主義とか、それって何?」と頭の固い男性社会に挑戦的だったんだな。(非実力派宣言)
工藤静香「恋一夜」(1988年)
カラオケで歌う工藤さんの曲は「FU-JI-TSU」か「MUGO ・ん…色っぽい」の2択でした。
この訳のわからないタイトルがまたしびれますが、「恋一夜」とか「慟哭」「抱いてくれたらいいのに」もカラオケで挑戦してみたかったものの、あれを選ぶ勇気って相当要りますね。
歌い上げがめちゃくちゃ気持ちいいです。
牡牛座
Le Couple「ひだまりの詩」(1997年)
ボーカルの藤田恵美さんが牡牛座です。
元夫の藤田隆二さんは蠍座。
この曲は、「部屋とYシャツと私」「TOMORROW」と並ぶ90年代3大女性シングル曲と思いますよ。
なんなんだ?誰なんだ?といういぶかしさから、いつの間にかぶわーっと世に浸透してる。
しかもLe Coupleの正体が明らかになると、ボーカルの藤田さんはセミロング、ロングスカート、主婦??っていう普通感。しかも夫婦で登場というね。10年後のマイラバ?みたいな。
小室曲がランキングのほとんどを占めてたあのころ、眉は細く、茶髪ロングブーツの時代にささやかに登場したLe Coupleに、もっと思いを寄せても良かったはずの私は大学生。この真っ当さに素直になれなかった…。
ところが今響くんですよね…正直に言えば30代からずっと響いてた。
作詞作曲は別の方が手掛けてるLe Coupleですが、「ひだまりの詩」はコードがまた美しい。
歌詞がこれまた好きな人に宛てたお手紙というんだから、令和に生まれようのない名曲です。
双子座
辛島美登里「サイレント・イヴ」(1990年)
おなじみの名曲です。本当の名曲って色褪せないんだなってことがよくわかりました。
ドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌だったようで、調べてみると仙道敦子さんと吉田栄作さんのラブドラマだったとのこと。覚えてないけど、あったような気がします。
脚本は内館牧子さん。っぽい!!!
銀行の総合職男性と一般職女性の恋や社内不倫など。
「総合職」「一般職」って私の中では死語ですが、こんな明らかに格差な採用枠ってまだあるんですかね。(あるだろうけど)
総合職一般職、総合職一般職…今聞くと呪いの言葉みたい。
なんの呪いかというと、女の潜在的な格下感ですかね。一般職それでいい(選んだのは私…)と、私だって思ってました。平成の歌もまたそうしてどんどん変わっていった90年代でしたね。
蟹座
浜田麻里「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」(1989年)
このワケのわからないサブタイトルにどうしようもなく惹かれた人はたくさんいたと思われますよ。
そしてどこかハウンドドッグの「ff」に似てるような歌い出し。
Return to myself alli s a message for me
My heart can wake up to love foreverReturn to myself all I need is to be free
I’ll show you myself honestly
最も得意げに歌える英語部分かもしれません。この曲で英語舌と歌唱力が身についた人もたくさんいたと思われます。
そしてファンデーションを買いたくなります。(確かメイク直ししない夏…とかそういうCMソング)
獅子座
BAEBEE BOYS「目を閉じておいでよ」(1989年)
優しいだけのあいつを忘れて
激しい瞬間を夢見てたい夜ためらうだけでウダウダしている
あいつと比べて俺を見てるなら
この歌い出しにうっとり…ですよ。
KONTAと杏子姉さんが獅子座。バービー曲のほとんどを作詞作曲されてるいまみちともたかさんは天秤座です。
バービーの曲を長いこと忘れてました。
アルバム「√5」は昔カセットテープで持ってたんですよ。
あのころ、新しいテープを買うお金もない時代があったのか、あんまり聴かなくなったテープの爪部分にセロハンテープ貼って、別の新譜を重ね録りしてました。そんなんで消えたかもしれない私のバービー。
高校時代にカラオケが流行ると、これをデュオする勇気ある男女が必ずいましたが、「エロ〜」「”そこ”ってどこぉ〜?」とか、私はもっぱらヤジ役。想像力全開でバカみたいにはしゃいでました。
このアルバムの「chibi」って曲のイントロで泣きそうになるんだこれが。
これで もう二度も良くないカードが並んだ
あいつ ここんとこ声も聞かせてくれてない
タロット?トランプで恋占いとかやってた時代かも。
杏子みたいに強がってても、好きな男のことをつい占っちゃう夜ですよ…
今聴いてもすばらしい曲の数々。しかし、KONTAや杏子のような存在は令和にはいません。
あのころみんなすぐにでも大人になりたかった。ウブなんて脱ぎ捨てたくてこういう曲を聴いてたのに、私は結局杏子になれるはずもなく、かといっておニャン子のようにもなれず、BaBeのマインドのままここまで生きてきた気がする…。
乙女座
杏里「悲しみがとまらない」(1983年)
この曲は何気にイントロが長いのですが、その間、おあずけ状態の犬のように「I cant’ stop …」欲がどんどん高まります。
それで歌い出した時の爽快感…!
「オリビアを聴きながら」も最近ダウンロードしましたが、これは1978年の曲なのですね!
オリビアは尾崎亜美さん作詞作曲です。
天秤座
蠍座
TM NETWORK「RESISTANCE」(1988年)
宇都宮隆さんが蠍座です。小室哲哉さんは射手座、木根尚登さんは天秤座です。
TMと出会ったのは小4、5年くらいで、私の音楽歴を形成した曲の数々。
小室さんがどんなであっても崇めてしまう気持ちは今でもあります。
下になんて見れない。
「RESISTANCE」を聴いたとき大いに感動したものですよ。イントロとか歌い出しが大好き。小室みつ子さんの歌詞も本当素晴らしいです。
射手座
花*花「さよなら 大好きな人」(2000年)
おのまきこさんが射手座です。こじまいづみさんは牡羊座。
火星座の人のインパクトって強いですね。
「じっくり聞いタロウ」では音楽活動停止のわけを話されてました。
当時の所属事務所の業績悪化で事務所閉鎖…となってしまったそうです。
遊川和彦さんドラマの「オヤジぃ。」主題歌でしたよね、懐かしい…。
山羊座
水瓶座
PRINCESS PRINCESS「19 GROWING UP」(1988年)
奥居香さんが水瓶座です。
プリプリと言えば「M」とか「Diamonds」を挙げる人が多いかと思いますが、この曲に特別な感慨を覚える方も多いと思います。
プリプリは「GET CRAZY」が月9「君が嘘をついた」の主題歌でメジャーに。
なんとなくあのころから、事務所と世間のニーズによってデビュー時の「らしさ」が変容してゆくバンドをよく目にしてきた気がします。
汚いジーパンにパーマ頭はポニーテールの奥居香さん、そして他のメンバーがヤンキー風(中山加奈子さん)、おとなし素朴系(富田京子さん)と、その多種多様さに希望があったプリプリでした。
魚座
平松愛理「部屋とYシャツと私」(1992年)
当時もこの良妻賢母感には反発心を抱いてました。
歌詞は今聴いてもうっすらコワい感じはあります。ミレドシ ドシラシドレ…という下がっていくその魂胆がなんなのか勘ぐりたくなるというか。
でもやっぱ色褪せることのない名曲と思います。
しのごの言わせず歌い上げてしまうドラマチックさもあるんですよね。
こんなに複雑なメロディーなのに歌えてしまう。しかも可愛らしく。愛が詰まってる曲ですね。
でも部屋とYシャツ&自分を愛するあなたのため毎日きれいにしたいというマインドにみんな洗脳されたとも思ってる。一般職の夢。魚座ってそういうパワーがやっぱあるんかな。
どう振り返ったって、あのころの私は森高千里マインドじゃなかったわけです。
ストレスをおじさんのせいにせず、おばさんにいじめられたと給湯室で涙流す。
涙拭いてお茶入れてる私を総合職に見つめてほしかった。
「拾ってくれたらYシャツにアイロンかけるよ…」こわっっ!
でもあのころ工藤静香さんみたいなちょいヤン姉さんがモテてたし、いち早く嫁に行ってた記憶です。
岡本真夜「TOMORROW」のような前向きさはそうも肯定されてなかった。
でもそういう世代がうんと下に入ってくるんですよね。
「涙の数だけ・・ですよ、先輩!」とかいきなり堂々としてるやつ。
所沢の奥の方に住んでるのに「終電調べてないですー」と、男の隣に陣取ってた女。こわっっ!
森高でも平松でもない、それなのにLe Coupleより垢抜けていたいと願う私が本当に自分を重ねてたのは誰だったかな。JITTERIN’JINNとかかもしれません。