のんちゃんの舞台

先日、宮藤官九郎作・演出の大パルコ人シリーズ「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」の舞台を観に行きました。


(写真は愛が世界を救いますHPより)

主役はのんちゃんと村上虹郎さん。
のんちゃん×クドカンのタッグは「あまちゃん」以来ということで話題になりました。

 

なんとなんと、座席が最前列!
目の前にのんちゃんが立ったとき、こんな幸運なことあっていいのか!と思った。
可愛かった〜!!!
のんちゃんの輝きをこんな近くで見てるという事態に、「今年の幸運納めかも…」とさすがに思ってしまった。
私の恋はもう尻すぼみかもしれない…(そんな兆候がなくもない)

 

のんちゃんは鳩のフンまみれのピンクTシャツ着てギターを弾く子。その指がめちゃ細くてねぇ…
肌が白っ。ほほにうっすらえくぼみたいなへこみ。
毛量が少ないのは梳いてるから…かな?(キモい目線)

幸せそうに歌って笑うのんちゃんはやっぱスターでしたよ。キラキラしてた。
「福!」というエネルギーがこちらにダイレクトに突き刺さってくる。
だから幸運使い果たしたというより、むしろチャージされたんだと信じる。

虹郎くんと恋に落ちる役ですが、のんちゃんを意識した途端屁が出なくなった虹郎に、「あたしの前でも屁を出せ!」と怒りながら迫ったりする。
…なんでだって話ですが、屁が出る=超能力が使えるということで、その能力で人類を救うんだよ!っていう、そういうシーンでした。

みんなみんな笑えたなぁ…
出演者全員のエネルギーに大感動!!
(敬称略)

◎のんちゃん…のんちゃんとクドカンの相性ってやっぱいいなぁと思う。
のんちゃんは終始ガニ股でちょっとおバカで色気の出し方がヘンな子。それがこんなにキュートってのはもう、のんちゃんがとにかく全力だったからと思う。変顔も全力。
のんちゃんもまた超能力使える子。そのときの脳内の声がとにかく笑えました…!!思い出しても笑っちゃう。でんでんさんとのんちゃんとの相性もいい!
学ラン姿めちゃ可愛かった…

◎村上虹郎…どう動いてもやっぱキマってますね。
屁が止まらなくても股開いてても見惚れちゃう!かっこいい!
そんで歌上手いんですね。当たり前といえば当たり前か。その声についUAの要素を感じようとしちゃう。
NONへの恋愛感情に気付いたとき、なんかすごいドキドキした。
汚い服からきれいなシャツに変わったとき妙に嬉しかった。似合ってたから!

◎藤井隆…いやもう最高でした!!
すべての仕草・すべてのセリフに笑えるし、滑舌すんごい意識してる気がしました。
藤井さんがまた全力で、みんなみんな全力としても、藤井さんは200%出してると感じた。ずーっと。その張り詰めた感じに胸を打たれましたよ…役名は大江三千里!冴木のぞむって役名も合ってた!(優しさの裏の神経質さと熱さがなぜか谷原章介さんっぽかった)

◎伊勢志摩…元タカラジェンヌの役(笑)歌うわよ(笑)
すべてに(笑)をつけたくなる伊勢さんは、顔がちっちゃくてお綺麗でしたよ。何をやっても昭和っぽく演じてくれてた…んですよね?伊勢さんのフレディ・マーキュリーも見れた感動。メイクや髪型がもう見てるだけで笑えます。学ランのんちゃんに振り回される若き三千里役のとき、いちいち「えっっ??」って振り回される動揺がウケました。

◎少路勇介…やっぱ少路さん好きだなぁと思った。
いつも暴力的な男の役だけど、今回は子どもの役。でもサックスも吹いたりする。動きにキレがあるとこが本当好きです。「この人、すんごいうまい。この人のおかげで舞台がシャキッとするよね」って役者がどの舞台にもいたりしますが、少路さんってそういう人。色気ダダ漏れ(私にとっては)。

◎荒川良々…荒川さん大活躍でしたね!三宅さんの妻役のときの色気もすごかった。
レコード屋のおじいちゃん役、よぼよぼなのにかっこよかったなぁ。九州弁にも惚れ惚れ。器用なんだなぁと思いました。が、実際はすんごい努力してこういうの完成させてくる人でしょうね…という気もします。

◎三宅弘城…三宅さんって体操のお兄さんやってたんでしたっけ?その身体性をたっぷり拝めました。
結構な悪役だったけど、全然悪役に見えない(笑)認知症疑いかけられてたとき、すんごい切なくなっちゃったほど。でんでんの声に惑わされてるときいちいちウケてました。

◎YOUNG DAIS…ラッパーの方なんですね。初めてお見かけしました。警官役がかっこいい。
この人、あちこちで引っ張りだこになりそう…と思ったら、すでにいろんな映画に出られてるようですね。
この舞台ではどれもマイルドで温厚さあふれたような役でした。

◎よーかいくん…この方も初めて知りました。大人計画の舞台で関西弁というのが新鮮だった!
ウーバーイーツを運ぶロボットという役。ベース弾いてた姿がかっこよかったです。

◎宮藤官九郎…クドカンって人は胸板が薄くてねぇ…細い。しかしそれがまた色気でした。
ギター弾いてる姿かっこよかった!また、下ネタ繰り出さないと死んじゃうんでしょうね…ってくらい自ら体張っていろいろ繰り出してたけど、セリフとか歌詞やネーミング、クドカンが考えてんですもんね。大江三千里の長すぎるタイトルの曲とか(笑)
80・90年代をこよなく愛してんだなというのが伝わって、それがなんか嬉しかったし、とにかくすんごいウケました。

クドカンはのんちゃんのおじいちゃん役ってのがいいんだよなぁ。
後ろにいるのがレコード屋のじじい荒川さん。

あと映像だけの特別豪華ゲストが何人か出てましたね。
清水ミチコさんとか。お腹抱えた…!

 

 

パンフレットでクドカンは、「超能力を信じてない」と書いてあったけど、なんか作品と世の中がリンクしちゃうんですよね。超能力あると思いますよ。
今回なら「ホームレスの命」とか。あの件より前に仕上がってたのに、誰もがハッとしたと思う。
大体ホームレスが主役ですからね。
藤井隆さんは「チケット代高くてすみません」ってパンフレットで謝ってた(笑)いい人すぎる。低姿勢。
いやいや、これだけ豪華な人たちの豪華なお芝居ですからね。
しかも楽器まで演奏してくれて。
ボーカロイドのんちゃんがまた可愛かったのです!
Perfumeっぽいけど、なんかガニ股?みたいなハズしとか。クドカンの妻・八反田さんの振り付けはいつもおしゃれだなぁと思う。ガニ股も振り付け?

のんちゃんはとにかく全力。「自分を可愛く見せるために」という演じ方じゃないのはわかる。それに胸打たれた。胸打たれてばっかりなんだけど、お芝居とかスターの何が楽しいって、その全力度合いをダイレクトに受け取ることですかね。

 

舞台始まる前、クドカンはあちこちのラジオ番組に出てて私はだいたい聴いてたけど、藤井さんの役のことを「すんごい悪い役」と言っていた。
実際に舞台を見ると、しばらくは「どこが?」というくらいだったけど、見てるうちに、とんだ優生思想野郎だとわかる。
でもたぶん、あえて「すんごい悪い」と頭につけないと、「悪い思想かね?」って思う人がいるんだと思う。今の世の中特に。しかも藤井さんが優しげな人柄滲ませちゃってるから。
だからたぶん、「すんごいすんごい悪い役の藤井さん」と何度も言ってたんじゃないだろうか。
悪役の主張というのはドキッとする。
それは作家の思想の真逆ということだとしても、そう受け取らない人がいる危険性は常にある。
クドカンはそのことに細心の注意を払ったんじゃないかな。

 

劇場では開幕前も休憩中も、「私語厳禁(席でもホワイエでも)」というプラカードと鈴を持った人がずっと監視してました。
中学の朝礼時に丈夫そうなバインダー持って目を光らせてた教師を思い出した。みんなそうだったと思う。静かだった。コロナ対策万全です。

 

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