いい人はうまくいかない

30代以降の私は、「いい人になること」を真面目に目指してましたね。

 

本当は「いい人に思われたい」のくせに頑張るから、心がどっと疲れる。
実家暮らししてた当時は家族に八つ当たりして。
今思えば、外で猫かぶってた分、家で「自分らしさ」を取り戻そうとしてたんだな。

 

40代になると、いい人っぽさも板につく。
例えばみんなでワイワイ話してて、前だったら人を笑かそうとするワードを投下したり、何かしら「言う」ってことをやっていた。
それが年取ってから、「ただニコニコする」で終わって、一度も前に出なかった自分を褒めるようになった。

あー今日はいい人でいられた!

・・かどうかは疑問だけど、その場に何の影響ももたらさない自分っていいじゃんと思ったり。

 

 

私は昔、20代とかだけど、バイトのみんなでカラオケ行ったら、みんなよりちょっと多く歌うやつだった。

「私のこと飛ばしていいよ〜」と言う人の順番にまんまと乗っかってましたね。
それこそが「私らしさ」と思う。
そんな私を「なんだこいつ?」と思った友もいなかった…と思うけど、いたとしてもきっと相性の悪い人で、そんなとこまで気を回さないぜと思うくらいあのころは強気だった。

でも30代の自分は、そういう自分をわざわざ振り返って、この出しゃばりめが!と頭を抱えて猛反省。
過去の自分に猛烈なダメ出しを繰り返した。
振り返ると、女性9割のとこに転職して、みんなマジいい人ですねって女性とたくさん接するうちに変わったのかも。私もそろそろ大人にならなきゃと。
とにかく気が利く人になりたかった。どうぞ〜って全部譲る長女っぽく。

 

でもこの譲るってやつ。
いまだにうまくできない。
というのも私はせっかちなので、「いえいえ、あなたこそお先にどうぞ」「いえいえいえ」って1往復半以上もやってらんないですね。

ってか譲ってんのに「いえいえ」って。
正解は何だろう?

いい人は我を通さない人とか、自分後回しとか、そういうもんだというムードがあって、私もそういう人になんなくちゃと頑張ってはみたものの、たとえ一時的にうまくいっても、抑え込んだものはどこかで噴き出すんですよ。しかもタチ悪く。
悪口1か月言わなかった分、ヤバめの本音がそのうち出ちゃって、あわわ…となったり。

それがまた疲れるので、いよいよ1人でいることを決めたコロナ禍。
しかしそれはそれで会話に飢えが出てくるので、たまに口開くとやっぱりタチ悪いのが噴き出てくる。

 

私は何のためにいい人になろうとしたか。
これには恋愛・結婚も大きく関わってくる。
しかしいい人を目指すと、恋愛がうまくいかない。

 

 

ところでインスタグラム退会しました。

インスタでつながっていた方達とのやり取りは本当に支えでした。
コメントなどでやり取りのあった方がこのブログを見ているかはわからないけど、楽しかったです。
本当はなんらかのつながりを持ちたいけど、考えが及ばず。。

 

 

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