ドラマ備忘録

なんだかんだTVが好きなのです。

しかも連続ドラマが大好きです。

好きなドラマとしてすぐに出てくるのは「高校教師(1993)」と「カバチタレ!」。
ここ数年でのヒットは「モテキ」と「鈴木先生」「モリのアサガオ」。
テレビ東京ってすごいいいドラマを放送するんですよね・・・。
他の局だと難しいテーマなのかな。
あと「家政婦のミタ」も最近ではよかったです。
あと「カーネーション」の特に周防さん(綾野剛)と近藤正臣さんが出てくる期間と、宮藤官九郎さん脚本の「11人もいる!」「平清盛」。

これまで見てきた名ドラマに順位をつけるのは難しいけど、ベスト10内に入れたいのは
「神はサイコロを振らない」「ムコ殿」「オヤジぃ。」「僕と彼女と彼女の生きる道」「Sweet Season」。

古いドラマの再放送ものでは、「ふぞろいの林檎たち」「新・夢千代日記」「探偵物語」「北の国から」「池中玄太80キロ」が最高傑作と思ってる。
ひとつひとつ好きなポイントを挙げてみます・・・・

「高校教師」・・・ありえないほどの古臭い台詞や演技盛り沢山なんだけど、これぞ究極の純愛感!がとにかく好きで、森田童子さんの「ぼくたちの失敗」も独特で、この世界に虜。
再放送のたびに見てしまう。
桜井幸子さんには申し訳ないけど、これ以上の桜井さんをその後、見なかったと思うくらいすごくすごく魅力的だった。
惚れポイント⇒
桜:「本当のあたしを知っても嫌いにならないでね…」
このあと真田広之さんは桜井さんのやけどの痕に口づけ、部屋に干した制服が落ちると同時に2人は…というなんとも切なくドキドキするシーン。真田さんのだんだん壊れゆく苦悩の色気に打ちのめされた。
桜:「ペンギンの話が聞きたい」
この会話が成り立つ関係…。なんて純愛なのでしょう。

「カバチタレ!」・・・ふわふわしながらラッキーを引き寄せる常盤貴子さんへの深津絵里さんのツッコミや2人の激しいやり取りが毎度爽快だった。
深津絵里さんはいまや大物女優の仲間入りで、最近は可愛らしい役しかやらないけど舞台エッグのように激しい役を切望。
深津さんが啖呵切ると、ほんとスカーッとするのです。
陣内孝則さんは過去の数々のトレンディドラマよりかっこよかったし、あと妻夫木くんはとても輝いてて、この時の鮮烈な印象をなかなか塗り替えられない。
惚れポイント⇒
篠原涼子さん演じる婦人警官と深津絵里さんとのやり取りが毎度サイコーでした。
「あの人たち か・わ・い・そ・ぉー」とムカつく顔で言う篠涼さん好きだなぁ。
これからもぶっ飛んだ役やってほしいけど、アンフェアとかカッコいい系に落ち着いちゃうのかが心配。

「モテキ」・・・言うまでもないけど、音楽のチョイスがもうツボだった。
幸世が土井亜紀と言葉を交わすきっかけが、幸世の着てた「TOKYO NO1 SOUL SET」のTシャツというのがまたニクい。
もちろんストーリーもモテない心理や、「電話して。じゃねー お前が電話しろ!」などの女心理もぴたーっと感覚にハマって、毎週楽しみでした。
ただ・・個人的に小宮山夏樹みたいな女が好きじゃなかったので、後半、幸世が一番求めるサマがなんかフラストレーションになったりも。
惚れポイント⇒
なんといっても第2回のいつかちゃんとの上になるか下になるかのエロス格闘シーン!
あといつかちゃんの神聖かまってちゃんシャウトシーンも惚れ。
とにかくいつかちゃんを演じた満島ひかりの見え隠れするエロスと全身全霊の一生懸命さに中毒気味になり、「愛のむきだし」も観てしまった。
土井亜紀のOFF眼鏡姿も女として嫉妬するほど可愛いし。
あ、でもやっぱり幸世が「格好悪いふられ方」バックに走り去るシーン。
抱腹絶倒だけど感動すらしたのでした。

「鈴木先生」・・・とにかくいろんな意味ですごいドラマ。
大体あの中学生を演じた少年少女たちに拍手を送りたい!
物語は性がテーマとはいえ純愛も純愛のドラマと言えると思う。
鈴木先生みたいな人どっかにいないものか…とも思う、が!鈴木先生に共感する男性と恋愛するのは…結構勇気がいるかもしれない。。
あと中学生という最も難しい年頃のリアルさが痛いほどよくわかる。
残虐さあり純粋さあり大人風情ありの複雑怪奇な年頃なのだよね。。
惚れポイント⇒
1回しか見てないために記憶がはっきり根づいてないのだけど、土屋太鳳さん演じる小川蘇美がとにかく美しくて印象的。
自分に女子が生まれたら蘇美という名にしたいと思うほど。
長谷川博己さんはただのイケメンとかいい人役よりも、こういうちょっとヘンな役のほうが断然、光を放つのだな…と思った。

「モリのアサガオ」・・・前から気になっていたテーマでした。
こういうドラマを作ってくれる方たちがいる時代でよかったと思う。
ARATAさんや伊藤淳史さんの演技はもちろんすばらしかったけど、個人的に大倉孝二さんの回がすごく印象に残った。
大倉さんが処刑前に書いた走り書きのメモは、こうやって書いてても思い出して泣きそうになる。つまり惚れポイント。
そして死刑囚役の役者さんは、みんなよく引き受けたなぁと思うほどリアルでつらかったけど、でもみんなで直視してみんなで議論しなきゃいけない問題のはず。
ついでに…大滝秀治さんが亡くなられて、追悼番組の「塀の中の中学校」を見たが、私の感受性が刺激され、涙がところどころであふれだし嗚咽をこらえた。
「モリのアサガオ」にしても、塀の中の問題を扱う番組がすごく丁寧に作られてるこの時代とか環境とか、まだまだ捨てたものじゃないと思えた。
映画じゃなくて、ちゃんとTVで扱ってくれたプロデューサーとかスタッフとか、もちろん脚本家、すごいです。

「家政婦のミタ」・・・もうこれも言うまでもないかな。毎回泣いたなあ。子役がすばらしい。
めちゃくちゃな長谷川博己さんも相当よかった(笑)
遊川和彦さんのドラマってほかに、大好きだった「オヤジぃ。」や、浅野温子さんが織田裕二さんの継母となる「ママハハ・ブギ」などで、個人的に敬遠しがちな家族ドラマの中でも異彩を放ってて、ハマってしまうものばかりです。
惚れポイント⇒
お父さん役の長谷川博己さんのダメぶりがすごかった。
ストーカーっぽいことまでやっちゃうし、会社で暴力しちゃうし。ボロボロに泣くし。
そして最後、笑ったミタさんに一人一人声を掛けるシーンは役者さん自身の言葉というじゃないですか!「・・・承知しませんよ!」
長谷川さんに惚れた。
「セカンドバージン」にハマってた人は見るに耐えないと言っていたそうだけど。
どうか長谷川さんには、普通のいい人役とか勝ち組イケメンとかの役などで埋もれてしまわずに、これからも偏りやキモさのある主役!を存分にやっていただき輝き続けてほしいです。

「カーネーション」・・・これも言うまでもないほどの評判だけど、綾野剛さん演じる周防さんに私も恋しました。
そしておせっかいな近藤正臣さんがもうすばらしいっ!!
近藤正臣さんは「龍馬伝」での容堂公も狂気の演技にものすごい惹かれました。
カーネーション全体面白かったけど、この期間がまさに惚れポイント。

「11人もいる!」・・・宮藤官九郎さん好きなんだけど、これまでドラマはおふざけが過ぎて最後まで見れたりできなかったのだけど、これはとても楽しめたのです。
神木くんや加藤清史郎くんにいろいろやらせちゃって笑えた。
ビッグママ役によくぞ光浦さんをキャスティングしました!魅力的だったな。
田辺誠一さんもクドカン脚本でのゆるキャラ好きなんだよな~。
星野源さんの細かすぎる演技が毎週楽しみだった。
惚れポイント⇒大学に受かった神木隆之介くんが大学デビューしてチャラくなり、「君かわうぃーネ!」を連発するとことか、かな。

「平清盛」…松山ケンイチさんはもちろんのこと、後白河法皇の松田翔太さんの残忍な表情と繊細な演技に吸い込まれる。
井浦新さんの崇徳上皇も、最後の天狗の様相は待ってました!とばかりにうれしかった。
この人を充てるからには狂気の場面があるだろうなと思ってただけに、よかった。
けど、なんで視聴率低いのだろう…。
アイドル俳優を多用したりせず、とにかく役者さんの演技と脚本と歴史が堪能できるすばらしいドラマだと思うのだけど。
惚れポイント⇒
なんといっても役者さんの横顔が美しく撮れていると毎度感じる。男性でも女性でも。
私は特に鼻の高さフェチであるのだけど、演出の方もそうなのではないかと思うほど横顔の造形を美しくとらえてると思う。
脚本家の藤本有紀さんは「ちりとてちん」の脚本家で、この間総集編見たけど、すごい完成度の高い15分を日々作ってくれてたのだと改めて感激しました。

「神はサイコロを振らない」・・・実は内容は細かく覚えてないのです。
だけど、小林聡美さんやともさかりえさん、山本太郎さんがとても切ない台詞や演技だったことがものすごい印象に残ってる。
なぜか10年前に消息を絶った飛行機から10年前の姿で乗客が戻ってきた・・・というストーリーだったかな。
惚れポイント⇒
タイトルが毎回切ない。「10年前愛した人を今も変わらず愛していますか?」「10年前の夢を今も覚えていますか?」など・・・。

「ムコ殿」・・・またまた失礼ながら、これ以上の竹内結子さんにお目にかかれていない。
でも「ランチの女王」は楽しめたかな。
というか「白い影」とか「ムコ殿」の頃の竹内結子さんの演技が輝いてた。
なぜか最近はお高くとまってるというか、超美人みたいな設定が多いけど、このドラマではどこにでもいそうな地味な女の子の役で、言いたいこともあんまり言えない控えめな役がすっごく可愛かった。
こういうのをまたやってほしいのだけども。
あと、これまたお姉ちゃん役の篠原涼子さんの演技が泣けた。
なんか、仕事で挫折して啖呵切るんだよな。。かっこよかったのなんのって・・・。
惚れポイント⇒
竹内結子さんがお墓?だっけか人気のない丘で「私はー桜庭裕一郎の妻です!!」と泣きながら叫ぶところ。
控え目なさくらがここで思いのたけをぶちまけたのでした。。そこに感動。

「オヤジぃ。」・・・おなじみ田村正和さんの頑固オヤジに、お母さんが黒木瞳さん。
子どもたちは長女に水野美紀さん、そして広末涼子さん、岡田准一さんと豪華!
広末さんはこの役が一番よかった・・・ように思える。
そしてこれはもう水野美紀さんの演技に惹かれてのランクインと言っても過言ではない。
惚れポイント⇒
しっかり者の長女役、水野美紀さんが不倫にでき婚…「私、この家が嫌いだった…」と長女の役割降りる宣言を雨に濡れながらして家を出ていく・・・という演技が泣けました。
学校教師を辞めさせられることになる長女が家族を前にした授業にも涙涙・・。
水野美紀さんの抑えた演技がほんと好き。

「僕と彼女と彼女の生きる道」・・・草なぎ剛さんって、本当に憑依の演技をする人だと思う。
目の色がすっと変わるというか。
これはもうなんといっても凛ちゃんに掴まれました。毎回泣かせるんだから。。。
っていうか「僕シリーズ」の橋部敦子さんの脚本がすばらしいです。
矢田亜希子さんの出てた「僕の生きる道」もすごく沁みました。
惚れポイント⇒
とにもかくにも凛ちゃん!
ロールパン食べてる凛ちゃん、大人の事情に心痛める表情の凛ちゃん、朝吐いちゃって具合の悪そうな凛ちゃん、小雪さんとか草なぎパパとか、信頼できる大人に見せる安心した表情の凛ちゃん、鉄棒で逆上がりができた時のぱーっと驚き・喜び顔の凛ちゃん、そして元のママのもとへ去る時の、玄関でパパを振り返った凛ちゃん…(涙)

「Sweet Season」・・・好きなドラマって、なんで好きなのか理由がよくわからないものもあります。
これもなんでそんなにハマったのか、実はよくわかりません。
でも松嶋菜々子さんが椎名桔平さんと不倫するっていう、正統派女優らしからぬ筋書きに惹かれたのかもしれない。
あとサザンの「LOVE AFFAIR」がさらにのめりこみに拍車をかけたのかも。
惚れポイント⇒
2人が初めての旅行に京都に行ったとき、八坂の塔が見える路地で椎名さんが松嶋さんのために選んだ赤い鈴つきの丸いお守り?を松嶋さんの頬にそっと当ててチリンと鳴らすとこ・・・。
そしてそして最終回、記憶を失ったはずの椎名さんが、お別れの空港で松嶋菜々子さんにキスをしたところ…!
実は椎名さんは記憶を取り戻したことをあえて言わずに香港に異動→松嶋さんは記憶が戻ったことなど知らない。
このときの松嶋さんの驚きの表情と、椎名さんの包容力ある笑顔がたまらないです。

「ふぞろいの林檎たち」・・・最も古いドラマの記憶かもしれない。
でも再放送のはず。TBS10時の三井奥さま劇場で見た記憶があります。
幼心に山田太一さん脚本の役者の独特な言い回しに惹かれて、今でも山田太一さん脚本のドラマを意識して見るようにしている。
今再放送しても、きっと普遍的なテーマでさらにファンが増えると思う。このときの手塚理美さん好きだったな。
惚れポイント⇒
ずばりサザンによるテーマ曲「いとしのエリー」や、林檎を片手で投げてはキャッチするオープニング。「
ふぞろいの林檎たち」というタイトルに今更ながらどうしようもない切なさを感じます。

「新・夢千代日記」・・・10年ぐらい前に再放送してたのを見ました。
吉永小百合さんはもちろんのこと、秋吉久美子さんや中村久美さんなど、女優陣が美しかった。
そして吉永さんの相手役として松田優作さんも出演!
ハマりすぎて、オープニングで出てくる景色の余部鉄橋まで一人旅もしたほどなのです。
惚れポイント⇒
吉永小百合さん演じる夢千代が血を吐いて倒れて、松田優作さんにおんぶされるシーンがまた儚い。
あと秋吉久美子さん演じる金魚さんが、恋に狂って最後は海辺で男性(小坂一也さん)におんぶされながらはしゃいでそのまま2人で入水…というシーンにぞっとしたけど、美しかった。

「探偵物語」…オープニングからもう傑作・おもしろい!ずばり惚れポイント。
なんてオシャレなのだろう。定期的に再放送してくれないかなあ。
でもリメイクは絶対だめです!
「工藤ちゃん」は松田優作さんでしかありえません。
ジャニーズとかEXILEでもダメです!

「北の国から」…私の世代だと2時間単発ドラマになってからがすごくポピュラーになったイメージだけど、名シーンの数々はやっぱり連続ドラマ時代でしょう。
惚れポイント⇒
もう何度もあちこちで出てくる映像だけど、汽車で去っていくいしだあゆみさん演じる母親を、蛍ちゃんが涙こらえながら一生懸命追いかけるシーン。
岩城滉一さん演じる草太兄ちゃんと竹下景子さんとの恋(草太兄ちゃんの恋が終わったときの「ラヴ・イズ・オーヴァー」がまた泣けた)。
そして北の国からファンなら欠かせない名場面、ラーメン屋のシーン!閉店時間となって店の女がラーメン下げようとしたら、田中邦衛さん演じる黒板五郎が「まだ子どもが食べてんだっ!」と激怒する・・・。
純と蛍、親子3人の暗く重い絆。。
でも私が一番好きなエピソードは、純と蛍の学校の担任(原田美枝子さん)が宇宙人かもしれない・・という不思議なお話。
純の初恋だったのかな。

「池中玄太80キロ」はすばらしい役者さんがそろってるのです!
三浦洋一さんや井上純さん、藤谷美和子さんたちがすごい好きだった。
長門裕之さんと西田敏行さんとの帽子を床にたたきつける喧嘩の場面も芸人ネタになるほどの名シーン!
惚れポイント⇒
藤谷美和子さん、ホント可愛かったなぁ~。
それに杉田かおるさんはじめとする3姉妹に親しみも持っていた。
私は次女の未来(みく)ちゃんが特に好きで、「みく」という名前にしてくれたらよかったのに…と親を恨んだ記憶もあります。

私には10歳上の姉と7歳上の兄がいるからか、ずいぶん幼いうちから大人なドラマに接してました。
だからなのか、周りの友達よりも少し早く大人のドラマに興味を持ち、「金妻」なども楽しみにして、篠ひろ子さんの憂いのある美しさに幼いながらももう気づき始めていた。
主題歌「恋におちて」も小学生で「ダーリン アイウォンチュー…」とよく口ずさんでたっけ…。
そしてまた小学校低学年の頃に目にしたドラマが、断片的にせよくっきり焼きついてるシーンや音楽がある。

最も古いドラマの記憶は、「ふぞろいの林檎たち」「青が散る」「胸さわぐ苺たち」「早春物語」あたりかもしれません。
でも先頭3つは再放送かな。
どうもTBS10時の三井奥さま劇場の時間帯の記憶があります。

「青が散る」はなんといっても松田聖子さんの曲「蒼いフォトグラフ」が、やっぱり幼心にきゅんときたのでした。
最近も友人とこの曲について話したけど、「みんな重い見えない荷物 肩の上に抱えてたわ」…なんて切ない歌詞なんでしょう、松本隆さん!
そして作曲者の呉田軽穂さんとはユーミンのこと!名曲・・。
このドラマでは広田玲央名さんが整形手術に失敗して顔が崩れてしまう場面があるのだけど、10歳上の姉に、「整形手術は人生を狂わせるよ…紙一重だよ・・」みたいなことをささやかれ、なぜか今でもこのシーンばかりがよみがえります。

「胸さわぐ苺たち」は、実はドラマデータベースをずらずらっと眺めてたときに、このタイトルを見て記憶がフラッシュバックのようによみがえった。
でも断片的で、小林麻美さんが出ていたということと、アイススケートの少女が出てくるシーンのみだけど。
でもこれも見たのは三井奥さま劇場の時間帯だったこともぼんやり覚えてます。

「早春物語」は荻野目洋子さんが主演のドラマで、北大路欣也さんとのラブストーリーだったらしい。
大人たちがなんだかやらしい・・・という雰囲気はビシバシ感じてました。

あとリアルタイムで完全に楽しんで見てたのは「セーラー服通り」、そして「おヨビでない奴!」(⇒なんとこれも遊川さん脚本!高橋良明さんは同年代で大好きでしたが、バイク事故で亡くなられたんですよね。。)

あと「ママはアイドル」。素朴な永瀬青年に今後の伸びしろを感じたり(生意気・・)。
それに田村正和さんの「パパはニュースキャスター」、志穂美悦子さんと小川範子さん出演の「スタンド・バイ・ミー」(これも遊川作品!)。
なんといっても一番多感な時期・中学時代は「はいすくーる落書」!!!
BLUE HEARTS「TRAIN TRAIN」は青春だーー。
そして中学生にはちょっと大人ストーリーの「同・級・生」も、緒形直人さん演じる鴨居くんのような優柔不断男には気をつけたほうがいいということが潜在意識にしっかり組み込まれた気もする・・・。
そういえば・・・同じ柴門ふみさん原作の「東京ラブストーリー」カンチも相当優柔不断だな・・「あすなろ白書」しかり「Age35」しかり「小早川伸木の恋」の主役も優柔不断…柴門さんが好きなタイプの男性なのでしょうか。
でも結局こんなしょーもない男がモテるっていう真理でもあるんだろうな。

それから「心はロンリー、気持ちは・・・」や「男女7人夏物語」「男女7人秋物語」と、明石家さんまさん主役のドラマもおもしろかったなあ。
私はまだ小学生だったのに、さんまさん演じた良介の明るさの裏の孤独さを感じ取り、なんだか放っておけなかったもの。。
そして会社員の大人たちの恋愛のややこしさが、なんであんなに小学生でも楽しめたのだろう。
桃子役の大竹しのぶさんを見て天然女のモテ度を悟ったり、あと奥田瑛二さんがとにかく危険な香りで直視できなかったです。

あと、水野美紀さんのように、その方のとある演技だけでそのドラマの印象を強くするものも多数。

・「それでも、生きてゆく」の瑛太さんと満島ひかりさん。2人がためらいがちに抱き合うシーン。
2人とも実生活では既婚者だけど、本当に恋してるんじゃないかと思えた。
・「八日目の蝉」の檀れいさんと岸谷五朗さん。岸谷さんの色気がハンパない。
檀さんの必死さに泣けた。
・「チェイス」の麻生久美子さん。
チャラい社長役の斎藤工さんを誘惑する笑顔がちょーかわいい!
どんなに地味な格好をしても絶対色気が漏れてしまう麻生さん。。
・「龍馬伝」の後藤象二郎役の青木崇高さん。
狂気の目に吸い込まれた。
福山さん演じる龍馬と結託するシーンはゾクゾクした。男ってうらやましいとすら思った。
・「リアル・クローズ」で香里奈さんの彼氏役の高岡蒼佑さん。
いくら役とはいえ、あんなに包容力のある優しい目ができるものかな。
高岡さんは映画「春の雪」もそうだけど、優しい包容力のある役がとてもうまい。
・「新選組!」の堺雅人さん。
このドラマで初見だけど、この方の演技見たさでずっと見てたかも。
だから堺さんが演じた山南さんが自害したときは本当に悲しかった。
・「篤姫」の瑛太さんには泣いた。そしてもちろん宮崎あおいさんも。
この2人も本当に信頼し合ってる空気がびびーっと伝わってきた。
最後の体面となったあの涙。演技を超えてるように思えた。
・「ケイゾク」や「R-17」「聖なる怪物たち」の中谷美紀さん。
中谷さんはいつからか変わってる・病んでる役ばかりだけど、本当に惹かれる。
本当に美しい人は狂気に満ちた役が似合うんだな。
「聖なる」では岡田将生さんも狂気じみてて美しかった。

古いものだと…
・「誰にも言えない」の、佐野史郎さんに怯えまくる賀来千香子さんと、優しい旦那・羽場裕一さんの急変キレ演技がものすごい印象深い。
・「私の運命」の坂井真紀さん。
愛する旦那を失う重いドラマで、坂井真紀さんの号泣・憑依演技がすごかった!
・「蔵」は井上真央さん子役で松たか子さん成長役。
小学生の井上真央さんの盲目の烈ちゃんの演技に度肝抜かれたのはもちろんのこと、松さんも負けず劣らずの演技で、松さん初主演作にしてもうここから松さんファンになりました。

 

いずれも個人的な印象です。
ドラマをすべて見たわけでもないし、印象でえり好みしちゃってることもある。
たまたま今のコンディションで思いついたものを列挙してみたまでで、どうしても記憶にのぼってこない傑作もまたあるはずで。

あと、書きながら思い出したものの書ききれなかった印象的なドラマを列挙してみることに。

「ママさんバレーでつかまえて」「光とともに」「女王の教室」「木更津キャッツアイ」「風のガーデン」「ハケンの品格」「純情きらり」「タイガー&ドラゴン」「危険な関係」「恋のためらい」「白線流し」・・・などなど。

追記:さきほどNHKで大滝秀治さん追悼として「オールドフレンズ」というドラマを放送していたが、大滝秀治さんや松村達雄さんの演技、そしてスタジオの奈良岡朋子さんのコメントを拝見していて、TVを通して人生の大先輩から大切なことを学べる喜びを感じた。
粋、ユーモア、チャーミングな表情。
ドラマが大好きな理由はこのあたりにあるのかもしれない。
人は役者さんの役という生きざまを通して自分の人生を真剣に考えることもある。
そのとき胸に突き刺さった表情やセリフは、そのときの自分のテーマを試す何かなのかもしれない。
そのスピリットを受け取った瞬間の覚醒。この醍醐味があるからTVはやめられない。

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