心の声と月その2

最近、やけに情報が煩わしい。
あんなに情報大好きだったのに。

ゆうべ、「おもしろい自分を取り戻したい」と、ふと思った。
今ちょうど、T冥王星と私のN月がオポジションだからかな。
私の月は獅子座。獅子座といえばおもしろ。
昔の私は自分をおもしろがっていた。
「自分なんてつまらない人間なので…」という謙遜はしたことがない。
内側だけで満足してたんですよね。

「おもしろい自分」として思い出せることといえば、カセットテープやCDが常に目の前にあって、「今日はどれをかけようかな〜」とワクワクしてたころ。
暇ならレンタル店に行って、90分のテープを作り上げる。
縦長のシングル見開き歌詞カードをコンビニのコピー機に並べて歌詞カードを作り上げる。
誰と共有するわけでもなく、押し付けたい気持ちも不思議となく、自分だけのオリジナルを心から楽しんでいた。

今、実家に帰って昔の本棚を開くと、大人になりかけのヒロスエが表紙になってる雑誌に驚く。
それを取っておいたこと、それを買いたいと思った自分に驚くけど、芸能人をおしゃれに撮る感じの雑誌にそういえばハマってた。
中谷美紀とカヒミ・カリィが抱き合ってる「H」という雑誌も何回めくっただろう。
高校生のとき買ったPATI-PATI特集号を今も持っている。
TM NETWORKとユニコーンと米米クラブのメンバー顔写真がページいっぱい占めていて、誰がこんなの求めんだと思ったけど、あのころの小室さんやカールスモーキー石井は美しかった。
民生はわざと顔をしかめていて、売れてからは決めポーズを拒んでるようだったけど、もったいない!と残念だったんだよな。
それでも民生の似顔絵を描いてPATI-PATIに送ってた。
そんなことを誰に言うわけでもなく、そういう時間に満足してましたね。

あんなに仕事でのPC業務が好きだったのに、急にどうでもよくなったり。
あんなにわかり合ってたような友達との少しのギャップがずっと気になる最近。
日々がなんだかつまらない。
「資格取ろうかな」「勉強しなきゃ」
誰かが言うたびイラついていた。
資格を取らないと採用してくれない現実って本当なのか(聞いたことがない)
勉強って言うけど、もうずっと頑張ってきたじゃないか(これ以上頑張れない)
そういう自分だって、ネットの中に「乗れそうなレール」をずーっと探し続けてた。
どれにも乗れそうにない。
自分って価値がないのかなと思いたくなる。
そんなことないはずなのに。

そんで情報は罪だなと思ったんですよ。
令和的な情報。
おもしろい自分を取り戻したいのに、外付けのものをどんだけ貼り付けても満足感はない。
この1年ほど、T海王星も私のN水星とスクエアなんですよね。
Kindle Unlimitedで本を読みあさって、まさに情報の海に溺れてる感じ。
脳内もいよいよ混沌としつつある。
こんなに情報取り入れてるのに言葉が出ないこともあって。
加齢といえばそうなんだけど、なんか限界なんじゃないか。
ちょうど今、T海王星とT火星が接している。
だからイラつき気味にこれを書いてるのか。

今でも自分はおもしろさを宿していると思ってる。
それなのに日常がつまらないのは、手に入れてないアプリがあるからなのか。
戻りたい、あのころに。心の声。
中島みゆきの70年代のCD2枚買ってから、何かが刺激されている。
正確にいうと、SONGSで中島みゆき特集を見てから。
なんかすんごい刺激的だったですよ。
工藤静香の「FU-JI-TSU」も名曲ですよね〜(作曲は後藤次利)


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