・テレ朝は人間ー男をどう思っているんだろう
亀梨和也、木村拓哉、永瀬廉のドラマが放送されてるというなんとも豪華チックな今シーズン。
亀梨くんの濡れた目。キムタクの男気。
永瀬廉の濡れた目。
こんな男は現実にいないじゃないですか。
なのにいつまでこういう男を描き続けるのか。
3人に共通することといえば事務所なので、やっぱり今でも「彼らをこう描いてください」というオファーがあるのだろうか。
というのも、「Destiny」で夫婦役の宮澤エマさん・矢本さんカップルは、すごいリアルなんですよ。
矢本さんは熱い眼差しで「これからも君を守るから…」とか言わない。
へへっ…って照れ笑いでの愛の通じ合いがリアルだから、やっぱ旧ジャニ陣には非現実的なオファーと期待が寄せられてるんだろうな。「こういう男が需要あるんですってば」みたいなノリで。
それとも石原さとみレベルの女性は本当に夜な夜な彼らから濡れた目を向けられているのか？
それが疑似体験できるのがホストクラブなんだとしたら闇が深い。
そう言われる女性になりたくて整形に大枚はたいたりとか、膨大な金が流れていくその先で誰が潤ってるのかと考えると勝手に虚しくなる。
・ワンモアタイム
先日、知り合いがカラオケで山崎まさよし「One more time, One more chance」を歌ってくれた。
この曲で一番盛り上がるのは「桜木町」のあたりじゃないかと思うけど、個人的には「急行待ちの踏切あたり こんなとこにいるはずもないのに」
これが！かなりの後半部分だったんですよ。
そこに至るまでに「おいおい…」とざわついた気持ちになってしまい、いざ「急行待ち」を迎えたときには気の毒でしょうがなくなった。
「どっか」にすがる男・まさよし。
踏切あたりで取り乱すまさよし。
誰かの狂気の演技がハマりそう。
今なら玉置玲央さんじゃないか。
・玉置玲央
玉置さんの「光る君へ」の演技がたまらないです。
藤原道長の兄・道兼役。
なんと第1話でまひろの母を刺し殺しちゃうという。
大石静さんのこの方への期待感が私にも伝わってきます。
極悪人、遊び人の役が巡ってきやすいという玉置さんですが、私が惹かれたのもひきこもり役。
きったねぇんだけど、恋をしたとき輝きに満ちていた。
あのギャップがすごいんですよ。
「光る君へ」でもずっと残虐性のある性悪息子で、しかも大して賢くなさそうなとこがたまらない。
父親に裏切られてどん底生活の日々に、犬猿の仲だった道長に救われたときの純粋な目！
バカだなぁ〜って思わず出ちゃうんだけど、好きになってしまってる。
こういう方って、大抵トーク番組では「いい人！」ってな姿を拝めるのですが、玉置さんもそんな方だった。
「由里ちゃんとすごく仲良し」ってことを甘えた声で言っちゃうしなやかさに、なんかツッコミたくなる隙を感じました。
・目を見て愛を伝える男
という人がこの世にいることをまだ信じてないです。
また「Destiny」の話だけど、「会いたかった…」っていう溢れる想いを、元カノが婚約間近だろうがぶつけてくる亀梨くん、もとい亀梨くんの役の設定に憤慨ってほどじゃないけど呆れますね。
女はこうやって求められたいんだろお？って、心のスギちゃんに言われてる気がして。
イケメンから熱く求められたいだろぉ？
「いいえ、全然」
どんなにクールに本心を表しても、「うそばっかり」ってことになる強制力というか支配力に腹が立つのかな。
私の父親がヘラヘラしてる人だったから、「真剣に思いを表す男」というのがどういう人かわかってないのかもしれません。
小学生のとき、遊びに行った友人宅にお父さんがいたある日。
ドラマで銀行頭取役とかやりそうな品あるお父さんにびっくりしたんですよね。
友達はお父さんの首に巻き付いて、お父さんは「いいかい？自転車で行くなら気をつけるんだぞ」と諭していた。
「はーい！」って素直に応じる友達。
うちじゃ見たことのない風景で面食らった。
父親は赤信号を猛スピードでチャリで駆け抜けるタイプだったから（私を後ろに乗せて）
それを私は母親にチクる。
「ダメねぇ、お父さんは…」
みんなして父親をダメな人にすることでまとまるような家族だった。
「いいかい？」なんて諭されたら、すぐ背を向けて「ごちそうさまー」って2階に行くと思う。
でも世の中にはいるんだ。お父さんらしいお父さんが。
でも辻岡義堂みたいな人は正座して愛を伝えそう。
日テレ男性アナウンサーってみんなそうしそう。
私はTBS「報道特集」の村瀬キャスターが好きですが、彼もいざとなると真剣な思いを伝えそう。
パートナーの肉親を大事にしそう。
でも村瀬さんは超危険な現場に行ってる人なので、一瞬一瞬が真剣なんだろな。
村瀬さんタイプと自分は縁がないなと感じるのは悲しい。