2025年は家族のことでいきなり重い気持ちになりました。
「今年こそ仲良く」を毎年祈る兄。
「仲良く」を期待されても無理!と憤る自分。
現状距離を置く姉。
年を重ねる母。
元日に家族のことで兄と激しい言い合いになり、今年こそ泣かないと思っていたのに家で1人になったら涙があふれてしまった。
「わかってもらえない」というのはつらいもので。
いつも言い合いになるたび、もっと適当にあしらえばよかったと思う。
でもそれができなかったのは、「家族」って私にとって地雷原というか大事なテーマだから。
冷静になれないんですよね。
兄からはすぐ謝罪のメールと、珍しく自分の気持ちを書いた長文LINEが送られてきた。
兄のここ数年の変化はすさまじく、「家族にコミットしないタイプ」と思ってたのに、母の介護に関わってから「家族愛」を前面に出すようになり、それはそれで多少うっとうしいんだけど、兄なりの熱さに向かい合わなきゃな…私も謝罪の返事書かないと…と放置のまま時は流れる。
そしたら!
母がコロナ陽性に!
兄にすぐ連絡し、母の看病シフトなどを相談する。
兄も私も外せない仕事を控えていたので、どうしようどうしよう…と戸惑ったのち、結果的に姉が看病にとても協力してくれた…!
姉とはずいぶん連絡を取ってないので、「常に調子が悪いらしい」ことはうかがい知るも、詳細不明。
数年前にコロナに感染したのは聞いてたけど、免疫があるかも不明(私は夏に感染したので免疫あり)
それなのに実家に泊まってくれて、とても助かった。
とはいえ「仲良く」まではまだ遠く、私と姉は交代で実家に向かうも顔を合わせない。
連絡も常に兄を介する。
不思議なバランスをなんとか保って母の看病を乗り越えました。
本当、不思議なことです。
「家族仲良く」を兄は願い、私は猛反発し、なのに家族の問題が事件のように降りかかる。
ホロスコープを見てみると、火星が蟹座に入ってたんですよね(逆行中)
蟹座といえば私の太陽・土星が入る場所(しかも4室)
母も太陽はじめ多くの星が蟹座で、しかも兄の金星や月も蟹座後半に位置。
加えて姉の金星や月は山羊後半。
この蟹火星がわかりやすく「家族」をつなげた!
火星っぽく「突然の発熱」という形で。
しかも母がコロナに感染したときは、このT火星がT太陽とオポジションでした。
魚座には金星と土星があり、蟹群とトライン。
なんかこれも、「献身&責任」、その後押しという感じがする。
何度も実家に通った先週は体力的にも大変だったし、ちょっとうつりそうになった。
でも各々の責任感がスムーズに実った充実感はあるんですよね。
ちなみに今日は蠍座のT月で、私の太陽とグランドトライン形成。
「外せない仕事」も無事健康に乗り切ることができ、山を越えた!という安堵に包まれています。
きょうだいも同じ気持ちかな。
わかんないけど・・
姉の主婦力は見事なものだった。
具合が悪い人に、さっとうどんを作ったりする。
私と兄はどちらも未婚だからか、仕事のことばかり考えがち。
仕事休めないとか、うつったら困るとか。
自分らのスケジュールのことで頭が占められる。
「家族(愛する人)の看病」に対して、私と兄は明らかに腰がひけていた。
姉はうつるのを覚悟で駆けつけてくれた。
きょうだい間に亀裂が走っているとはいえ、その亀裂が案外いい具合にバリヤとなり、互いの心をざわつかせないよう互いにうんと配慮した1週間でした。
不思議なんですよね。
ちょうど河合隼雄の本を読んでたけど、それで私の潜在意識に変化がもたらされたのだろうか。
河合先生の本では、「家族の問題は子どもに現れやすい」というエピソードがいくつも語られる。
子どもが心を閉ざしたり具合が悪くなるのはその子の問題というより、家族内の大人が放置してきた事柄内にその原因を見出せることがあると。
そのしわ寄せを子どもは被りやすいようで。
子どもだけじゃなく、家族の成員の誰かの問題行動となって、「向き合うべきこと」が浮かび上がったりする。
私はこの本を読んで自分の家族をゆっくり思った。
なんか正月から、家族を思うこと自体避けてたんですけど、この本で硬くなった心がほぐれていくような感じで。
もうそのころには火星が蟹座入りしてたのかもな。
私は土星が4室蟹座にあるので、やっぱり「家族」は大テーマなんでしょうね。
夢分析をこの4年で何度か受けましたが(吉田結妃さんのところで)、変化は必ず家族に出るのです。
というか家族というベースが癒やされないと、ほかのこと(仕事や恋愛・人間関係)もスムーズにいかない。
恋愛成就みたいな夢を見たとして、それは「兄との関係改善」として現れたり。
兄は確かに私の男性観と関係してるんだということは思いました。
兄への信頼はそのまま男性への信頼とつながり、兄への嫌悪や怒りも男性不信につながる。
兄を通じて、「私は受け取れてない」と感じたりもしました。
愛を受け取れてない。
どれだけ兄が家族のことを思ってたか、考えたこともなかったのは私がキャッチを半ば拒否してたから。
それは姉も同じで。
河合先生の本を読みながら自分の頑なさに気づいたら、急に家族の問題が持ち上がる。
団結せざるを得ない事態。
ちょっと向田邦子のドラマみたいでした。
向田邦子といえば、「阿修羅のごとく」がNetflixで話題らしいですね。
令和版はなんと是枝監督と!
あれも家族の問題(父の愛人)をきっかけに4姉妹が結束を深め、各々のパートナー問題とも向き合うことになる。
大事なもの・しがみついてたもの・心から欲していた愛。
運命は残酷なこともあるけど、案外寛容だったりもする。
「阿修羅」でいえば不倫状態が長く続いたりして、孤独を癒やす猶予が与えられたりする。
だけどいずれ決着の時が来るんですよね。
その「いずれ」を迎えるまでの運命性が実に優しげだったりして、これは夜見る夢によく似ている。
夢もいきなりは問題を突きつけてこない。
その人の心に合ったレベルで、ゆっくり夢が勧告してくる。
変化を拒否しても第2次猶予がまた与えられ、一見変化のない日常。
でもやがて変化はもたらされる。
それがまた星の移動とリンクするんですよね〜。
突発的な事件・病気として重い腰を上げるような事態。
私の土星は4室だけど、10室に土星がある人はやっぱ仕事がテーマなんでしょうかね。
そういえば、魚座のT金星土星は私の12室運行中で、河合先生に潜在意識を刺激されるにふさわしい時期っぽい。
T海王星も12室!(ドラゴンヘッドも)