「やばいよ!この気持ち。」というのは、岡村ちゃん2019秋ツアーのタイトルです。
土曜日にお台場まで行ってきました。
いやぁ…このツアーに参加した誰もが口にするんだと思う、「やばい!」「やばかった!」
RHYMESTERがサプライズゲストだったんですよ!
ということは、コラボ新曲が出るということ。
宇多丸さんは相変わらず数分の中に情報めいっぱい詰め込むし、Mummy-Dさんマジかっこよかった!
DJ JINさんも素敵でしたよ。
なんという男前集団なんでしょうね、RHYMESTER!
今回特に深く刺さったのが「愛してくれない」
これはもう…(うっとり)
2000年代のツアーでほぼ初じゃないでしょうか。
なんでやらなかったんだろう。
ファルセットだらけは喉によくなさそうですけどね。
いや、でも、もしかして…
この1曲で全部もってっちゃう気がするのです。
それくらいムーディーな曲ですが、岡村ちゃんの気合いもまたすごかった。
「今週!来週!再来週!して欲しいぃぃ〜ぐぢづげ〜」の熱さ。
そしてサックスが奏でる旋律と競い合うようなジャジーセッション。あそこもやってくれましたよ!
というわけで今ツアーもサービス精神たっぷりでした。
なんたってすごかったのが、「でき純」「新時代思想」「ヘアー」という、ここのとこ新たなウェーブを巻き起こしていた新顔を外すという英断。
ほかにも、「あ、あれやってない」というメジャー曲いくつもありました。
秋ツアーだからかもしれませんが、それでも満足度はどうしようもなく高い。
今回のセトリはツアー出現頻度の低い曲中心に思えました。
「愛してくれない」「ハレンチ」はすごく珍しいです。
「ちぎれた夜」も久々に聴きました。
「Vegetable」「うちあわせ」「ターザン・ボーイ」は2年に1回くらいかな。
この3曲のピュアさったらなかったです。
岡村ちゃんを好きになりたてのころ。
私はぶーしゃかLOOPのPVからスタートしましたが、そこからさかのぼってアルバム聴いて、エロも堪能してからの「ピーマン にんじん ナッツ 食べなくちゃ〜」の詞をどう受け止めていいかわかんなかったあの頃。
それが今はそのピュアさに泣けてくるほどなのです。
こんな可愛い曲たくさん作ってくれてありがとう…そんな感謝までしちゃったほど。
そして「Punch↑」「Peach X’mas」「セックス」
「Punch↑」のおなじみの語り。
「だって戦争なんか起きたらどーすんだよっ!何が俺にできるんだよっ」のあと。
「この間の台風の時だって何もできなかったよ…」
ここちょっと本気の不甲斐なさっぽくて胸打たれました。(笑っちゃったけど)
「セックス」はやっぱりしびれますね。
「せぇーーっす!」と観客に叫ばせたあとの岡村ちゃんが何とも満足げだったのがよかったです。
そのあとサックスの上杉さんを舞台真ん中に押し出すという。
(この人はサックス!ププ…)みたいな(笑)
その上杉さんは、「SHINING」でマイク持ってましたね。
バンドメンバーだけのパフォーマンス時です。
あんなに千鳥ノブさんに似てたっけなぁなんて、いつになく親しみ湧いちゃいました。
というのも順番が1300番目くらいだったのに、開演時のドワーッとした流れにうまく乗れて前から10番目くらいに行き着いたのです。
だからステージ上のみんなの表情がよく見えました。
しかしあそこは暑い!!
岡村ちゃんのライブではこれまでも「暑い」ということをさんざん言ってますが、押し合いへし合いもあってかなりやばい暑さ。
でもあそこまで前に行けると、しおれかかった体力も少しの空調タイムですぐ復活する。
「目が合いそう!」「確実に合った!」という希望を前にするとエナジーも湧くものですね。
ドリンクをアクエリアスにしといてよかったです。
エレピでの「はっきりもっと勇敢になって」も嬉しかったなぁ。
そして最新シングル「少年サタデー」がやっぱり好きと思った。
十分楽しんでるみんなが、イントロ響いてさらに幸福感あふれちゃうような曲。
「くせのある妙な話し方…」のとこで、さらにうわ〜っとなる。
なんだろう。優しいんですよね。可愛らしい優しさ。
それこそが岡村ちゃんの最大の魅力で、シングルごとに優しく丸くなるような奇跡の進化にみんな感動してるのかな。
私はあそこで一瞬鳴るシャッター音みたいなのがたまらなく好きです。
ギターソロの始まりは「…たぶん23才…」のささやきから。
このささやき。
「キャ〜!」「きゅん…」とかってことに今あんまりならないのかな(笑)
岡村ちゃんがウィスパーボイスになるたびみんな笑うという。
「…だのに こぉんな昼間ぁ〜」
ここで「キャー!」とか「うぉー!」と盛り上がる。
「家庭教師だっ!」という喜びはやっぱひとしおですよねぇぇ。
宇多丸さんが岡村ちゃんとのユニット名を明かしてくれました。
「岡村靖幸さらにRHYMESTER」
「前半濃いのにさらに濃い、みたいな」って宇多丸さんのコメントがウケました。
あんなに濃厚なのにね、でもさらっとしてる不思議さもあります。
そして質問攻めのぶりっこと確かな曲の数々。
男の人が特にここらに参ってるような気がする。
岡村ちゃんの前じゃ誰だって優しくなるしかない。
そして今回目立ったパフォーマンスが両手ピースという…こちらを脱力させるほど可愛らしさ魅せまくる岡村ちゃんよ…。
「今回こそ最高!」
この感想を更新させる岡村ちゃんはやはりすごいです。
デンスも目に止まらぬ速さでした。
今回、初めてツアーTシャツを着てライブに臨みました。
大橋裕之さんがまた手がけてくれたのです。
「音楽」という大橋さんの作品が来年上映されるとのことで、岡村ちゃんもなんと声優として参加!!(なんの役かは秘密みたい)
汗でぐっしょりした1枚。
タオルも購入。
「音楽」の世界観の中に靖幸もいる!