初!筋肉少女帯ライブ

水曜日に初めて筋肉少女帯ライブに行ってきました。

場所は渋谷に新しくできたVeats Shibuya。
クアトロとわりと平行したとこにあります。

中学の時から好きだったオーケンに会えるなんて…!
夢が叶ったとも言える1日。
今まで何でライブに行かなかったかというと、ちょっと怖かったから。
ヘッドバンギングがすごい全身黒ずくめの客層だったらどうしようとか、中野ブロードウェイの一角みたいなどろどろの中に数時間まみれていることはできるだろうかという、偏見たっぷりの妄想恐怖心に打ち勝てなかった。
でもオーケンの人柄とかアルバムに触れると、いや…そんな怖いこともないはず…と、思い切ってチケット取って行ってきました。

番号は100番以内だったのに、用事ができて入りが遅れ、すでに満員状態の隅っこに。
この満員状態はさすがにひるんだ。
やっぱりほとんど黒かった。
それはメンズ比率が高いということもある。
そしてみんな黒地Tシャツの首元に何やら黄色い巻きつけ。
筋少のタオルを巻いている。
私はこのライブにあたってワンピースで行くかスキニージーンズで行くか迷ったけど、ワンピースの人は見かけなかった。(いたとは思う)
スキニーで行ったはいいけど、久々にはいたからかパツンパツンで、尻ポケットからハンカチを落としてしまったみたい。
ライブ早々そのことに気づいて、心の中に落としたハンカチのことを気にかけながらのスタートだったけど、それでもオーケンはあまりにもかっこよかった!!!

ライブの感想箇条書き
・オーケンは肌がつるつるで若い!
・オーケンは痩せている!
・オーケンの着てた筋少特攻服がかっこいい!
・ギターの橘高さんのインパクトに3割くらい心が持っていかれた
・橘高さんの笑顔がアイドル並みの爽やかさ
・橘高さんのピック投げのライナー角度と速度に感動
・もうお一方のギター本城さんの笑顔がまた癒し!私ここにいていいんだと思った
・内田さんの「間」がウケる
オーケンと中学からの縁ということがよくわかる
・内田さんによるシンセサイザータイムがすごいかっこよかった
・エディさんという方の生ピアノのその生に改めて驚愕
・ドラムがどうなってんだ??と思うくらいすごいことになっていた
・オーケンは2秒に1回ボケていた
・「りょうちゃんのコンタクト話」をオーケンは5回くらい言っていた
・おかげで、寝る前に思い返したワードも「りょうちゃんのコンタクト」だった
・オーケンの成人病検診の結果が気になる。ライブスタートと結果連絡時間が重なってたけどライブを優先したとのこと。(そりゃそうだ)

 

筋少の新アルバム「LOVE」リリースツアーということでこのアルバムも買いましたが、やっぱすごい。
筋少の何が好きかというと私は「ドラマチックさ」。
オーケンの鬱屈した文学詞と激しいギター、美しいピアノに、何かがどうしようもなく掻き立てられる。
ハードロックとかヘビメタとか、私には関係ない世界と思っていたけれど、あそこにしかない純粋さってあるよなぁと思って惹きつけられましたよ。
とにかく橘高さんのパフォーマンスに釘付け。

右が橘高さん。
左のフォークシンガーどっかで見たことあるな…と思ったらオーケンだった(笑)

オーケンはやっぱり大活躍してきたオーケンなわけであって。
激しい曲のあと、「もう座っていい…?」とかどんなにおじいちゃんっぽくっても、オーラをびんびん発してるオーケンなのでした。
そんでギャグ飛ばしまくり・ボケかましまくり。
またこのライブハウスが結構ちっちゃくて、私なんて後ろの後ろだったのに近い!と思うほど。
でもやっぱり後ろでよかった。
私のような新参者。
もみくちゃになったって、こぶしの一つ挙げられない。
まだよく知らないから。
キツネの手がばーっと上がったとき、なんともいえぬ筋少空間を感じて不思議なオリエンタルな気持ちになった。
筋少の曲って洋楽がベースにあるとしても、釈迦とか仏陀とか法華経とか、東洋の色も濃いのですね。
濃いといってもほんまもんの東洋色じゃなくて、どこまでもオーケン色。
サブカルと鬱屈感とオカルトとピュアさ、そんで諦めというか退行の色。
上昇志向とか一切ないですよね。そこがいいですよ…。

ステージのオーケンは、曲が終わると「いやいや〜」「だってサ…」という親しみやすさ全開だけど、歌ってるときは完全に世界観が出来上がってる。それがかっこいい!
シャウトも顔をクチャっとするのも、両手を上げたり他メンバーの演奏へのチラ見も、リキんでないはずと思うのに、キマってるんですよね。
もう30年の活動ですものね…。
なのにこんなコンパクトな空間でライブして楽しませてくれる。
キマってるといえば、「今日はブワーッと壁から大麻噴出させるからサ」と笑わせてた…。

 

この新譜「LOVE」がまた、筋少らしからぬアルバムタイトルだと思ったらば!
「愛からの解放」、その歓喜を高らかに歌ったものなのかもしれない…。

これはすごいですよ。
普通、愛といったら育まれる愛。
愛とはいつも未来形・永遠が夢と思っていたのに、オーケンは愛や恋の「つらさから開放されたんだ」ということを高らかに歌っている。アルバム最終曲で。
そのタイトルは「Falling out of love」、「恋に落ちる」の逆の言葉。
「恋から抜け出す喜び」「今までわたし、なんで気づかなかったのだろう」

53歳のオーケンは、今そんな心境なのかな。
愛とか恋に煩わされない開放感を味わっている?
それとも究極の寂しさのパラドックス?
うーん、わかる気がしちゃう。
しちゃうどころかわかっちゃうかも。
でもオーケンの書く詞というのはどれもこれも「わかる…」って、どんな残酷性のある詞にすら感じちゃうから、それもオーケンの才能や魅力。
本当の共感どうこうより、わかる…って思いたいだけかも。

 

オーケンは新譜やツアーの宣伝などで、ここのところラジオによく出ていました。
そこで初めて聴いた収録曲「ボーン・イン・うぐいす谷」。
正直、え・・?という戸惑いはあった。
でもそれもほんの数秒。
「ぼぉぉーん!!」ってオーケンの迫力あるシャウトとそのあとのギター音、裏リズムみたいな歌の入りがやっぱたまんないですね!
またオーケンが紡ぐ「あたし」の物語。
大体このダンスにまず「え・・?」ですがね。
ホケキョって・・つまりラブホの歌?

PV再生回数1億回を目指して、来年の紅白を狙うそうです(笑)

この「大釈迦」のPVは貼り付けていいものか不明ですが、ライブで聴けたのは感慨無量です。
最初「意味わかんない」って、この感覚こそが筋少への第一インパクトになりがちだけど、始まってすぐの語り「けっこうイイ人だったから、恋してあげてもよかった…」というヌケ感がイイんだなぁ!

ライブで「ズぅイぃぃぃ〜!」のとこ、「なんだっけ?」って忘れちゃってノれなかった。
「ドロロのノウズイ」だったよ〜「脳髄」がサビなんて…。

「元祖高木ブー伝説」はライブでやらなかったけど、この間ラジオで久々聴きました。
あの曲はやっぱり「高木ブー」にインパクトを持ってかれちゃうんだけど、聴けばわかる、恋を失った茫然自失の歌じゃないかと。
「え・・?」という感動は曲始まってこれまたすぐ訪れる。

苔のむすまでに 愛し合った二人が
予定調和の中で 離れ離れになる

春に君と出会い 夏に君を愛し
秋に君と別れた そして一人の冬が来たよ

いや、書くだけでしびれちゃう。
この「よ」がまたね…。
マッキーの「冬がはじまるよ」と同じ優しさなんじゃないですかね。男性本来の。

それでもまだまだ知らない名曲がたくさんあるんだと痛感したライブ。
どれ買おうかな〜と吟味する楽しい12月を過ごそうと思います。
・・・ラブホ・ホ・ホ ホーケキョ〜(結構余韻が残るのでうっかり口ずさむ危険大)

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