信長・秀吉・家康・栄一

「麒麟がくる」、ついに終わりを迎えましたね。

集中できなかった大河でした。
もともと大河は挫折しがちで、ずっと見続けられたものは「いだてん」くらいです。
夢中で見てたのは「新選組!」「篤姫」「平清盛」「龍馬伝」「花燃ゆ」「真田丸」「おんな城主直虎」「西郷どん」ですが、これらも歴史の込み入ったところで一度脱落。
でも大体途中から戻り→最終回で感動しながら死に様を見届ける感じ。

戦の計画シーンとかなんであんなにつまらないのでしょう。
それは男ばっかり出てきて、勝ちだの負けだの、泣いたり吠えたり美談にしたり…そういうのにどうしてもしらけてしまうから。

織田信長も豊臣秀吉も、大河に出てくれば残酷な面ばかりクローズアップされるのに、なぜ今でも好きな武将上位に上がるのか謎です。
「真田丸」で描かれた秀吉の残酷さには背筋も凍る思いがしました。
でもそのドラマチックな生き様はやっぱりホロスコープからも見出されるんじゃないか…ということで、日本の三英傑と言われる織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の星を見てみました。
明智光秀は出生日はおろか生年も不明だそうです。残念!

3人とも現在の暦であるグレゴリオ暦で見てみます。歴史的な出来事には疎いのであまり触れません。
まず織田信長。信長って蟹座だったんですね!


太陽蟹、月蠍か射手、水星双子、金星双子、火星獅子、木星山羊、P太陽獅子(新月)

当時の暦・ユリウス暦でも蟹座の信長。
蟹座の最も恐ろしい一面、それは「排除」なのでしょうね。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」ですから。
しかも太陽と天王星がコンジャンクション。ぶっ飛んだ蟹座。
でも蟹座の良い面である、仲間思いのところや家族思いな面だってあったはずです。
「麒麟がくる」では、明智十兵衛が初めて信長を目にしたのは庶民に紛れた姿でした。
排除主義かもしれなくても鎖国はしなかった信長。それどころか南蛮貿易してるんですよね。
そうするとN月はやっぱり射手座かな?とも思います。

このNPT図は、本能寺の変のものです。
なんと信長はプログレス新月期だったと!
しかもそのP新月は獅子座火星とコンジャンクション。火だるま!!というのはこじつけすぎでしょうか。
この火星は「魅せること」においても強烈なものを発してそうです。ヘッドも獅子座ですしね。
信長は48歳で死去。木星期です。
山羊座木星は冥王星・テイルとコンジャンクションというね…天下取ったり謀反起こされたりと極端な木星期。
火星期までは獅子的カリスマ性があったとしても、45歳過ぎてからプーチンみたいになっていったんじゃないかと予想。「俺」の時代を永遠に…(そのためには力ずく)
戦国時代の人の生年月日なんてどんだけ〜と思うものの、不思議とキャラクターが感じられてきます。

 

次は豊臣秀吉。


太陽牡羊、月双子、水星牡羊、金星牡牛、火星魚、木星牡羊、P太陽(本能寺の変時)牡牛

秀吉は本能寺の変が起きたとき、「次は俺の時代だ」と思ったんでしょうか。どうでしょう。
というのは、本能寺の変時に秀吉のN太陽とT冥王星がコンジャンクションなのです。
冥王星が乗る前と乗った後では、置かれた環境も見える景色も、それまでとがらっと変わります。
太陽と海王星がぴったりコンジャンクション。好々爺っぽい愛されムードとリンクする気もします。
牡羊座での水星ー木星コンジャンクションも「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」っぽい。前向き挑戦心。

そして秀吉といえば「金」。その金星がまた冥王星とスクエア
パリピ的贅沢三昧する人によく見られるアスペクトがやっぱ秀吉にもあるんですね!
しかも妻のねねとか淀君とか本当に美人だったんだろうなと思う。牡牛座金星持ちの男は美人好きです。
しかしこの金ー冥スクエアが数々の残虐行為の遠因なのかもしれないと思ったりもします。絶対失いたくない人・全部手に入れたい人だったんじゃないかなと。

また、秀吉といえばよく下品に描かれますね。
竹中直人さん演じた秀吉はわざと泥だらけになったりして、だけど真っ黒になりながらも崇高なものを抱くのです。そこが魚座火星っぽい。
農民出身の秀吉。当初の理想は上下や境目などない世界での天下統一だったのかな。

でも「持てる者」になってから変わってしまったのでしょうか。
太陽ー海王星合なのにバテレン追放令を出したりするのも、異質なものが入ってくる=自分のコントロールが効かなくなるのを恐れたのかもしれません。
秀吉の宗教観について書かれたものを読むと、現世の排除ムードやネトウヨと似たものを感じます。

晩年期の土星は乙女座0度。「真田丸」での秀吉は最後神経症っぽかった。
今の世でいえば、目に見えないウイルスを猛烈に忌避するタイプだったかもしれません。
そのために極端な排除政策を繰り出すような。
「人たらし」である一面も必ず描かれる秀吉ですよね。
星を見ると親しみやすさのほうが目立つ感じなのに、人は持ち物が増えすぎると猜疑心も強まって何が幸福だかわからなくなるのでしょう。
秀吉をスターのように崇める時代はそろそろ終わらせていいんじゃないかと思ったりします。

 

そして徳川家康です。


太陽水瓶、月射手か山羊、水星山羊か水瓶、金星水瓶、火星牡羊、P太陽(1603年)牡羊

このNPT図は家康が幕府を開いた年です。
家康のP太陽とT冥王星が合。そもそも家康のN太陽がN冥王星とコンジャンクションなんですよねぇ。
ヘッドとも合。水瓶座スピリットをを極端に追求する人。江戸時代は戦のない平和な時代でした。

それに家康の地理的な政策っていうのは今でも東京を支えてると確かに感じたりします。
治水対策とかですね。家康は確実に未来を見越して町を作ったと。
また風水取り入れられてるとかいいますよね。
家康の水瓶部分は「人工的」変化への強力な推進力にも見えてきます。
皇居を中心として重要な位置にお寺が作られてたりとか、山手線周辺に独特な結界が張られてる感じを私もなんとなく感じたり感じなかったり…

ウィキペディアによると「寡黙な苦労人」の面があったと。
そうすると月が山羊っぽいかなとも思いますが、46から70歳の家康の姿でもあるのかもしれません。
木星・土星が蠍座。「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」っぽい。
ただ天王星は獅子座。「真田丸」の家康といえば内野聖陽さんでしたが、晩年はひやひやするようなオラオラが目立ってましたね。

戦嫌いだったかもですが、信長や秀吉のような愛され要素にはちょっと欠ける気もしてきます。
前半星座がないから無邪気さとかもあんまないのかも?
なんたって水瓶マジョリティーですからね。「わかってほしい・わかってあげたい」とかもない人なのかも。人は人と。
そもそも幼少時代から織田家の人質だったりと過酷な運命です。
「麒麟」でひょっこり十兵衛の前に現れた子役の家康が可愛かった…成長して風間俊介さん…悪くないですね。

 

なんとなく性格まで感じられる歴史上の人物、もう1人思い出しました。坂本龍馬。
彼はグレゴリオ暦の出生。ホロスコープ出してみました。

太陽山羊、月双子か蟹、水星山羊、金星水瓶、火星山羊、P太陽(死去時)水瓶

龍馬って山羊座だったんですね。
どうりでベンチャー企業家みたいな雰囲気があるはずです。
龍馬の数々の前向きな名言は山羊水星ー火星合や金星ー海王星合っぽいです。

金星と晩年のP太陽が水瓶。
龍馬もいつだって日本の将来のためにいろいろ画策してたのですね。
この金星はぶっとび妻のおりょうという感じもします。
日本人で初めて新婚旅行に行ったカップルと。
あと女性関係もいろいろありそう。

31歳という若さで亡くなりました。
このときのP太陽はT冥王星とスクエア。立ちはだかるものはあまりにも大きかったでしょうか。
歴史を変える方は冥王星のハードの前に潰されたように見えても、その悲しみが歴史の大きなうねりにもなったりします。

龍馬の月は双子か蟹かわからないけど、木星とコンジャンクション気味。根っからの楽天家っぽい。
「ええがじゃき!」とか言ってガハガハ笑ってるステレオタイプなイメージは、あながち適当でもなさそうです。
あの泥くさいイメージと、なんだかんだイケメンが充てられるとこから素朴で豪快な自由人という魅力を感じますが、現代にこういうホロの人がいたらタワマン上層階に住むパリピインフルエンサーなのかもしれません。浮名を流しつつ女優と結婚しそうな。

 

最後、渋沢栄一氏。
次の大河「青天を衝け」のモデルですね。


太陽魚、月獅子か乙女、水星牡羊、金星水瓶、火星牡羊、木星蠍、土星射手

渋沢栄一といえば深谷の人というイメージです。
埼玉出身の私からすると、埼玉の偉人を吉沢亮さんが演じてくれるのは嬉しい。
幼少期の栄一は「まるで口から生まれてきたみたい」と呆れられるほどおしゃべりでしたが、牡羊での水星・火星・冥王星を思うと納得です。とことんマシンガントーク。

渋沢栄一の詳細はよくわかりませんが、江戸から明治あたりの物語には大体出てきますよね。
渋沢氏も龍馬と同じ、水瓶座金星が海王星と合。
太陽は信長と同じく天王星と合。
そして秀吉並みに牡羊座マジョリティーと言えるでしょうかね。
家康に似てるとこ探すなら木星が蠍ってことかな。

太陽は魚座。
わりと裕福なお生まれのようなので、どこまで庶民に目を配る方かわかりませんが、ただ30代半ばからP太陽が牡牛座30年時代のはず。銀行作った人なんですよね。
「日本資本主義の父」とも呼ばれた方。P太陽牡牛座的時代は「増やす・殖やす」ことに尽力されたのでしょうね。
あと大学設立にお金を出したりとか、大学教育の発展にも貢献された方だそうで。N火星もN冥王星と合なので、火星期「始める」ことに関してはもうとことん!のはず。

 

「麒麟がくる」の余韻がいつの間にか青天の亮の爽やかさにすり替わってました。
草彅剛さん演じる慶喜公も楽しみです。

 

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