樹木希林さんが亡くなられたのですね。
ついこの間まで雑誌やTVでお見かけしてたように思ったので、突然だなぁと思いました。
でもずっと、がんを患われてたんですよね。
私は希林さんといえば「寺内貫太郎一家」。
リアルタイムでは見てませんでしたが、半年くらい前までBSで再放送やってたのです。
西城秀樹さんも出られてたし、もっと毎週チェックしておけばよかったと今更悔やむ。
そして「夢千代日記」
近々BSで再放送されるんじゃないかと予想してます。
美しい芸者仲間に何かとちゃちゃを入れたりボヤく役ですが、ピーターさん演じる旅芸人に惚れちゃって、芸者をやめてついてっちゃうような愛に邁進する役は、思えば希林さんっぽいのです。
なんたって内田裕也さん。
離婚届阻止とか長い別居生活とか、裕也さんの事件。
それなのに絶対離婚しないという、「普通」から大きくかけ離れた愛の歴史を目にできたことは、実に貴重なことです。
そんでふと思い出したのは、樹木希林さんの太陽星座が山羊座であること。
太陽が山羊ということは、夫となる人は山羊的に真面目だったり国民的キャラクターであるはずなんですよね。
なのに、その像に反発するかのような行動ばかりとる内田裕也さん。
2人のホロスコープが気になりました。
内側が樹木希林さん、外側が内田裕也さん。
樹木希林さん
太陽:山羊、月:牡牛
水星・金星:水瓶、火星:射手
内田裕也さん
太陽:蠍、月:山羊か水瓶
水星金星:射手、火星:水瓶
希林さんのホロスコープは意外にさほど激しくなく、特に太陽は木星とオポジションということで、本人の仕事運や夫の運勢の豊かさがうかがえます。
ただ木星ってやっぱり「あらわにする」という意味もあるので、希林さんが話題になるたびにあわせて裕也さんにも注目が集まるような、そんな夫の宿命も感じられるんですよね。
ですがやっぱり太陽山羊座。
夫はそれなりに国民的存在、もしくはお堅いメジャー職業という宿命もあるはず。
だけど裕也さんは、そのポジションを頑なに避けたのでしょうかね。
やはりロックでありたいから。
山羊的ロッカーもいるでしょうけど、本当のロッカーはハミダシもんじゃなけりゃなんねぇと、裕也さんが本当にそう思ったかはわかりませんが、そうなんじゃないのかなぁと思いたくなる。
一方、希林さんにとって「男」を表す火星は射手座。
裕也さんの水星・金星は射手。
希林さんが裕也さんに求めるものと、裕也さんが追求していきたいところが合致したのかな。
射手座といえば愛すべきハミダシもんですから。
この合致点に2人して妥協したくないのなら、婚姻関係にあっても実質夫婦とはいえない距離を保つしかなかったのかもしれません。
けど、興味深いのは裕也さんの月。
もしかしたら(朝方の出生なら)、月は山羊座かもしれない。
月=妻。
妻は国民的立場の人。
希林さんは紫綬褒章を受章されたり、映画に出るたびにも受賞されてます。
不思議なのが、希林さんにとって裕也さんって、「あれで夫と言えるの?」という印象を誰もが抱きがちですが、裕也さんにとっての希林さんを思う時、「すばらしい奥さんを持たれて…」となる。
裕也さんはストーカーをしてしまうほど惚れた女が外にいたりもして、それもまた射手金星っぽい。射手座持ちの芸能人はなぜか事件簿的な派手さを巻き起こす。
ですが、妻は国民的人気者。
しかも裕也さんの月ー冥王星がオポジションなので、ちょっとやそっとのメジャーっぷりじゃない。
相当華々しい存在の人が妻となる宿命です。
しかも太陽のほうが希林さん、というのがやはり女性の立場の高さが表れています。
(裕也さんの月が山羊座の場合です)
裕也さんの行動はとにかく破壊的に見えますが、希林さんは「自分の方が意外と破壊的なのです」と、どこかでおっしゃられてたコメントが紹介されていました。
確かに裕也さんは太陽ー天王星オポジションで、「行動が破壊的」というのがオフィシャルな裕也さんの像っぽい。
でも希林さんも確かに月が天王星と近くて、オーブ広めですが土星もあるので、自分にあえて負荷がかかるような破壊的な状況を楽しんでいたのかもしれないですね。
牡牛座の月は、肉体のナチュラルな状態を突き詰めてらしたような生き方にも見えてきます。
水星・金星が水瓶座の希林さんは、ユニークな言動の数々が印象深いです。
とにかく「普通」の軸からずらして見てみよう・考えてみようというスタンスが、いろんな人を楽にした希林さんじゃなかったかなぁと思うのです。
例えば愛した男が内田裕也さんみたいだったとして。
友人ほとんど「もう別れたほうがいいよ」って言ってくるでしょう。
そして大抵は、そうしたくない自分と、でも周りの意見のまっとうさの狭間で揺れて、「じゃ、別れる」だなんていかにも正しく見えるような選択したりするんですよね。
病気のことも。
ちゃんと治療をしたほうがいいよってほとんどの友人にアドバイスされたら、「そうだよね」とか。
それでも頑固でいたら「親孝行のこと」とか「子どもがかわいそう」とか、強引な言葉で心が動かされる。
「やっぱ、そっか…」という選択をしたのは、自分の感覚というよりも、「そのほうがいいんだよね」って、大抵は一体誰のためなんだかわからないまま選択をし続けるのかもしれない。
希林さんは全部自分で責任を取るからと、その覚悟はやっぱりなかなか真似できないことですが、でもすごく幸せそう。
娘の也哉子さんとモックン夫妻がまたその幸せを支えてるようにも見えたし、「徹子の部屋」で家族の話をされていたとき、もちろん裕也さんのエピソードもコミでとても楽しそうだった。
2人で出演したんだっけかな?
地球星座的に言っても、やはりオポジションの蟹的ファミリー色が濃厚なほど山羊は輝くのだと改めて感じ入ります。
いかにも不幸そうで危なっかしく、もし周りから見えたとしても、自分の感覚や喜びに基づいて選択すればもうそれでいいのだろうなと、そうでありたいと思ったりしました。
まだまだ難しいけど!!