辛酸なめ子ワールド

今とても興奮しています。

正確に言うと、ここのところの通勤時間・地下鉄内での興奮。
辛酸なめ子さんの本を2冊Kindleで買って、1冊はまだ読み終えてないのですが溢れるものを抑えきれず、こうして書き始めちゃってます。

1冊は、なめ子さんが「池松江美」というご本名で出された著書「男性不信」(2003年)
もう1冊は、なめ子さんが評判になるきっかけの日記風ブログ3年分がまとめられた「自立日記」(2002年)
「自立日記」は今読んでる途中です。

「男性不信」はずっと買おうかどうか迷ってました。
なぜ本名?そしてこのタイトル。
なめ子さんにしては深刻に思えるようなムード。
Amazonの口コミがまた複雑で、読者もどう捉えたらいいか明らかに惑ってるふう。
でもこのたび、何の星の後押しかわかりませんが購入してみました。
こ、これは・・・!

最初に抱いた印象は、会田誠さんの「青春と変態」に次ぐヤバさ。
衝撃度合いがこのときとほぼ似ています。(ブログ「青春と変態」
「青春と変態」では高校生の会田誠くんが登場しますが、「男性不信」の主人公は「虫酸ラン子」という、限りなく辛酸なめ子さんに近いライター。
「これ事実だったら相当やばいよね」「でも、んなわけないか」「でも…」
このあたりの「本当かもしれない」スリル感をずーっと抱かせるところがお二人の文才・才能ということなんでしょうけれど、イマドキの若者みたいに感動もなんもかも包含した「ヤバい!」を、地下鉄降りてすぐ叫びたくなるようなこの数日間です。

 

Amazonの口コミでは「著者の闇の深さを感じます…」とか「これ、ギャグですよね…?」とか。
みんな戸惑ってるんですよ。それはわかる。
でもそういう問いを投げかけることが無意味に思えてくる。
内容は、「素のなめ子さん(ラン子)による男性憎悪記」といったところ。
中高とお嬢様進学校に通って男性免疫などなく過ごしてきたけれど、男性への興味はそのまま憎悪になってしまう。
女を外見で選ぶ男。自分を見てがっかりする感慨をわざわざ表情に浮かべる男。
自分など存在しないかのように見もしない男。
そして目が合っただけで「オレに気がある…」と勘違いして近寄ってくる男。
どうして私の周りにはこんな男ばっかり…。
でも「古事記」を読み返したなら、古代の神々も結局「美しき」見た目に狂わされていて、ならば仕方ないか…と時に反省。
しかし、そんなラン子にも男性とのふれあいの日々が待っていて…!
というようなお話。男性への憎悪・嫌悪の表現がたまんない。その他各種disりにゾクゾク。
事実かどうかそれ以前に「おもしろい」、ただそれに尽きます。

この読後の感動の勢いで「自立日記」購入にも至りました。
これがまた…!

なめ子さんのベースがここに詰まっています。
今でこそなめ子さんは、すべての言葉がギャグに聞こえながらもノーブルな雰囲気を放つ特異なお方ですが、25歳前後のこの日記は若い女子特有の拗ねた目線がなんとも切なくて、笑わせようとしてない(たぶん)文章にも文学的なセンスがみなぎってます。
こんなふうに思い切り吐露する日記、私もやってみたい!と思うものの、なめ子さんが特異性を確立されているのは、なんといってもその知性。

難しいフランスの書籍や映画にとても詳しくて、あと宇宙のこととかスピリチュアル、お化粧品、海外セレブなどなど、ツッコミどころ満載であっても実はスキがない。
だからマウンティング文化人などからも敵視されないんだろうなぁと納得。
私の目にはそう見えるけど、ご本人はあちこちで風当たりを感じられてるかもしれません。
しょっちゅう悪い気に憑依されちゃうようで体調悪いことも多そうで。

 

「自立日記」を読むと25歳ごろのなめ子さん、すでにライターや漫画家としてご活躍されてるようなんですよね。
でも目黒のロイホにはカプチーノとかおしゃれ飲み物があったのに、蕨市のロイホには紅茶やコーヒーなど最低限な飲み物しかないことに憤慨する浦和在住のなめ子さん。
英会話教室に通ってアメリカ人の講師に毎度オーバーリアクションを求められ、「アメリカは大きな自己啓発セミナーであると確信」したりとか…。
とにかく「洗脳」というワードがたくさん出てくるのがいいですね(笑)
自分自身これまでどれだけひねくれ思考だったのか、それはもしかして恥じたり反省することでもなく「普通」だったのではないか。もしや「宝」にもなるのでは…。
誰かの日記ってそういうパワーがあるんだなと感じたりもしました。

あと会田誠さんも何度か登場して、すでにこの頃から一緒にお仕事したり食事をしたりしてたみたい。
「レディにこんなことを言うなんて!」と憤慨するなめ子さん、「こんなことを言う」会田さんの描写は貴重です。

 

なめ子さんといえば最近占星術やタロットも勉強されているようで、松村潔さんとの共著「人間関係占星術」も出されています。

 

以前、サインもらっちゃったんですよ!
なめ子さんのサインはいつもイラストも描いてくれます。

本では松村先生にホロを読んでもらうなめ子さんですが、僭越ながら私も…。

ASCに海王星が乗ってるっていうのが、やっぱなめ子さんですね。
その海王星は乙女座太陽とスクエアです。
霊障が多くスピリチュアルにも詳しい。
なんたって皇室ファンのなめ子さん。
「自立日記」を読むとすでにこのころから一般参賀に行かれることがうかがえ、先日の令和代替わりの時も行かれたようです。
そのASCは射手座。
乙女ー射手が利いてる方って文才ある方多いんですよね。

MCはその乙女座。
水星と火星が乗ってるので、「猛烈に書く」姿が「社会的な顔」
しかもそれらは魚座の木星とオポジション。
書く内容と言えばどうしてもスピ系体験談とか海外セレブ事情とか。
コラムの連載も一体何本なんでしょう。すごいたくさん抱えてますよね。
2018年からはブログも再開されてます。(→「なめ子星雲」)
写真の粗さに毎度センスを感じてます。

なめ子さんは今でこそマイルドになったように思えるけど、このころの書籍では男性嫌悪描写がものすごい。
それは女性だったら誰しもが抱く生理的嫌悪を誇張してくれてる側面もあるとは思います。
なめ子さんの火星は冥王星の隣にありますがオーブは14度と広め。
そんなに激しい火星でもなく、木星とはオポジションだし土星とはセクスタイルだし、実際は魅力的で信頼できる男性との縁が多いと思うんですよね。
火星の視界にちょろっと入る冥王星を過剰に意識するなめ子さんという感じもします。

金星は獅子座で9室でノーアスペクト。
華やかな海外セレブへの興味はここからですかね!
あとしょっちゅう表参道や銀座などでショッピングしたりイベントに参加されたりしていて、「六本木に処女はいない」とも書かれてましたが(笑)、金星乙女じゃなくて獅子なので、こじらせてるようでいてそうでもない、のじゃないかな?
またSPEED大好きなめ子さんですが、本当に好きなんだかどうだかのつぶやきが散りばめられてて、それこそがリアル。
ファンといっても全肯定ってわけでもなく、冷静に見てたりしますよね。
ヒロコとヒトエの生き様とか…。
太陽と水星が乙女座の方は観察眼が際立ちます。

月が山羊なので、貞淑そうな雰囲気には納得です。
あとそれなりの厳しさがないとああいう表現できないでしょうね。
視点はキツいんだけど、言葉(水星)にすると木星効果で「なんだかな」ってボケ味になる。
射手座の支配星が木星、ただでさえおっとりなのに、ASCに海王星が乗ってるんですからねぇ〜。
人を「え?」と思わせるヤバさと油断させない知的なシャープさ、コツコツ重ねてきた実績(山羊)、それが辛酸なめ子さんなのだなぁ。

 

 

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