「人間関係占星術講座」

やっぱ本とか音楽との出会いって、すごくドラマチックだなぁと思う。

洗剤とかを買おうとAmazon開いてたらこんな本をおすすめされた!

松村潔・辛酸なめ子著
人間関係占星術講座

私が日頃すごく影響を受けてるお2人がタッグを組んで本を出されたとは!!

松村潔さんは
占星術を世の中に浸透させた第一人者と言える方だと思います。

いまや占星術を浸透させている方たはくさんいらっしゃるけど、その多くがこの松村先生のもとで学ばれていた方なのです。
そしていろんな方がやっぱり本を出版されてるけど松村先生の本はどこか他の方とは違うと感じる。
宇宙から星を論じられてるからかな…。

星の角度を「良い・悪い」で論じてないところが、何より救われます。
そして、世に一般的に浸透してる「12星座占い」には無理があるということを繰り返し述べられている。

私も12星座の記事をいくつも書いてるけど、それは太陽星座だけじゃなく、月とか水星・金星からもにじみ出てるかもよということを毎度付け加えてるのは、松村イズムをささやかながらも受け継がせてもらってるからであって。

でも、単なる星座占い好きから「占星術」というものに興味が深まってく過程では、誰しも太陽星座1個だけを使った「12星座占い」とか、1位から12位までランキングされてるものだけでは、本当の自分を知るには限界があるなと気づくものだと思う。

さて辛酸なめ子さんの著作は何冊も持ってますが、この方のコラムとか映画評もまた本当に期待を裏切ることのない鋭さとか、独特のハズシ感が楽しいです。
著書「開運するためならなんだってします! (講談社プラスアルファ文庫)」を買ったときは、店員さんに悲しい女だと思われないように、できるだけさっぱりした表情を装ってしまったような気がしますね。

この本ではホロスコープをわかりやすく説明するために、なめ子さんはいろんな著名人カップルのホロスコープ読みを松村先生にお願いするのですが、その1組目がウィリアム王子とキャサリン妃とは!!

そんで松村先生もウィリアム王子のことを
「ボケ味入ってますね」と言ったり(笑)

あと矢口真里さんについてもしっかり分析されていて、彼女のホロスコープを思うと今のマスコミの叩きようはちょっと過剰だなと、かなり同情気分になりました。
美奈子さんもまた然り。
私はあまり美奈子さんをよく知らないですが、急激なブレイクをされたとはいっても多くのお子さんを育ててこられた方。
その頼もしさがホロスコープに顕著に表れてて、むしろビッグダディへの松村先生の嘆息が印象的でした。

庄司智春さんとミキティー夫妻のホロスコープも、庄司さんの挫折の結婚だった?
でも、庄司さんはその挫折を芸風に生かしてるかもしれなくて??
結婚って、やっぱり自己を曲げるとか曲げられるとか、恋愛とは比べ物にならないほどのエネルギーを生み出すものなのかなと、またそんな相手を選ぶものなのだなと、勉強になりました。

浮気性となりやすいアスペクトとか、ストーカー気質の一端もホロスコープで知ることができるかもしれない。
松村先生は、でもパターン化することは無理なんだと繰り返しおっしゃる。
生年月日が同じであっても、1人として同じホロスコープはないと断言する松村先生は「この星がこうだからこう」と決めてしまうと必ず嘘が出てくる、ホロスコープはそれくらいパターン化できないものだと。

でも、どうやら言えることは
冥王星という惑星からの影響力は、人間の小さな自己では太刀打ちできないということらしい。
冥王星は太陽系の外、オールトの雲(!)からエネルギーを持ってくるから、もう飲み込まれるしかないのかな…。

もし自分のホロスコープに冥王星の影響が強く出ている個所があるなら、「これか!」と自覚できたとき、「運命」というものの強大なパワーを糧にできるんじゃないのかなと思います。
陰の経験であればあるほど、同じくらい陽に向かう力だってあるはずと。

土星は、浮気するかどうか?ということにおいて結構重視されてた星でした。
つまりは社会生活を送る上での「枠」となるもの。
結婚という枠、会社という枠。

そんでそんで松村先生は、
「朝起きてすごく気分が悪い、そこでその日のトランシットのホロスコープを見てみると、こういうことだったのかと、天体の配置から原因を理解すると気分が悪かったのが急にフッと消えることがある」とおっしゃる!
新月に少しふさぎ込んだ甲斐があるってなもんです。
そのほかいろいろと、日頃ぼんやり考えてたことのかけらみたいなものがところどころにちりばめられてて、いつも星のことを考えてるのはおかしくもなんともないことだと、力が湧きました。

星を見るというと、やっぱり恋愛とか結婚の相性が気になるけど、穏やかばかりがよいとは必ずしも言えないということがこの本でよくわかる。
選ぶ相手はつまり自分だと。
自分の好きなところを相手に投影して好きになっているから、自分の恋愛を表す星がハードなものだったら、選ぶ相手も激しい人になるし、それが本当にかなりハードなものなのだったら、恋愛で使うのではなく、趣味とかにそのエネルギーを注いだほうがよかったりもする。
殺人者と偉大な業績を挙げた人物が、同じようなパターンの星を持っていたりするのは、爆発的なエネルギーがどこに注がれたかという違いだったりするのだろう。

うーん、これはストーカー被害とかDV対策に大いに使えるんじゃないだろうかと思います。
この本でも、そのあたりのことが述べられています。

本の後半の「スピリチュアル系おしゃべり」は、かなりワケのわからないものだったけど(笑)
でも深かったです。
ヘミシンクの話も出てきて、そういう会話が日常会話になる日なんて来るのかなぁ。

なめ子さんはかなりスピリチュアル好きの方というのは知っていたので、ホロスコープについても当然お詳しいだろうと思っていたら、初心者レベルよりも手前な感じは、結構意外でした。
でもこの「スピリチュアル系おしゃべり」では、スピ知識を惜しげもなく披露されていて、やっぱり尊敬の念が湧きました。

私はなんでこんなに辛酸なめ子さんのいろんなことがツボにはまるんだろう、とホロスコープを調べてみれば、なめ子さんの太陽と私の金星が重なってた!
つまり、オフィシャルななめ子さんの姿は(太陽)、私の好むものに(金星)ドンピシャだったということで!

そんで、なめ子さんの月と私の太陽が180度だから、なめ子さんがあまり意識してない部分すら、私の生き方に大いに参考となってるのかもしんない!
あとなめ子さんの金星は獅子座なので、なめ子さんが興味あって追求されてるものは、月が獅子座の私にとっては子どものおもちゃ並みに楽しめる世界。
だけど、なめ子さんの土星は私の太陽にぴったり重なってるから、なめ子さんともし同じ会社だったら、私にとって頭の上がらない上司ってな関係なのかしら!?

昨日届いて一晩で読んでしまったこの本はまた、一夜漬けの良いテキストでもありました。

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