抑えていた怒りはどこへ

前に怒らなくなったと書いたけど、久々に怒り爆発の日々でした。

私がブチ切れるときというのは
1・露骨にマウント取られたとき
2・攻撃性をぶつけられたとき
3・侮蔑されたとき
4・コントロールされたとき

だけど2と3とかいきなりぶつけられても大体はポカンとしちゃうので、「何なんだ?」と驚いてるうちに怒りまでは発芽せず終わる。
これが身内とか往年のライバルみたいな相手だと1〜4まで大体フルコンボなので、はらわたが煮えくり返るほどの怒りとなる。
それでも…!

フルコンボでもぐっとこらえることができてたんですよ。2023年。


今回爆発した相手はおなじみのとある身内。
フルコンボではなく4と2だったけど、もう二度とと関わりたくないと思うほど腹が立ち、勢いでそう伝えてしまうという行動にまで出てしまった。
久々の猛烈な怒りで頭がぼーっとして、このまま脳が破裂するんじゃないかというほど。
怒りを鎮めるのに難儀したこの数日。
この怒りを誰かにわかってほしいと、人に話す。

が、話せば話すほど小さな問題に思える。
相手も「だから?」みたいな反応。
私の話力の問題?
いやいや、今に始まったことじゃなく、これには長〜い歴史が…と語ろうとしたところで「聞きたくない」と言われた。え…?

自分の怒りの気持ちを「大したことない」なんて言わず、「怒って当然のこと」とじっくり自己肯定してから振り返ってみるに。
今回は怒りを伝えるほかにもっとうまい対処ができたんじゃないかと思った。
具体的には相手から頼み事をされたのだけど、「人を奴隷と思ってるのかな?」と感じる言動があったわけで。
思えば「奴隷?」という感じ方がすでに極端で、その時点で怒りは沸点に近くなっている。
そうなる前にもっと対処法はあったように思う。
・ちょっと都合が悪くて…を延々繰り返す
・ずっと体調が悪くて…同上
・しばらく既読スルー

これをうまいこと繰り出せばよかったと今なら思う。
そうすれば「二度と関わりたくない」なんて激しい言葉も相手には届かなかったし、罪悪感をこんなに引きずることもなかった。
でも…!!

私はずっと怒りたかったんだと思う。
確かに怒らなくなったけど、怒りの感情を感じなくなったわけではない。
上記のようにのらりくらり・へらへらと怒りをやり過ごす術を身につけただけ。
現に、今回の怒りのタイミングで「前のアレにも実は腹を立てていた」ということまでぶつけてしまった。
私の怒りは決して消化されてたわけではない。
ただ抑え込まれて、ぎゅうぎゅうに心のどっかの箱に閉じ込められていただけ。
そのふたが開いてしまった。
それが奇しくも私の月ー火星ーT火星とTスクエアのタイミングとは!
そんで満月前!月食!!(明日)
引き出すよね〜

怒りの予兆はあった。
職場でなんでも肯定する人がいて、結構なミスをした人にも「あるある、全然OK!むしろOK」と言うので、それを聞くたびモヤモヤしていた。
むしろOKってどういうことだよ。
ミスなくこなしてもOKなんて言われやしないのに、ミスした人がむしろOKだなんて、どうしたっておかしい。
慰めるにしたってもっとあるだろよ。
同僚の顔を見渡しても、みんなアルカイックスマイルで頷いている。
それがしんからの肯定なのか苦しげな同調かはわからない。
でも前者だと思ってる。やってらんねぇ!

少し前には同級生がネットニュースで取り上げられていた。
「仕掛け人」みたいな取り上げられ方で、長年とある業界で活躍しているのは知っていたけど、ネットニュースにまでなったことは驚きだった。
10年15年前にはすでに著名人と仕事をしていて、同級生で集まるたびに「彼女は本当すごい」という話になる。
そこでなぜか十数年前の記憶がよみがえったのも、怒りに導かれたのかもしれない。
仲間内の1人が言う。
「彼女はうちらと違って本当すごい」

当時は素直に「うん、うん」とうなずいてた気もする。
だけど時を経た今、「うちらと違って」という箇所が少しも消化されてなかったことに気づく。
うちら…
くくるんじゃねぇよ。

なぜうちらはすごくない認定?
なぜわざわざ段差をつける?
そりゃいまだにネットニュースにもなってない、著名人と仕事もしてない。
でもこんなに頑張ってるのに(みんなそうだろよ)・・!

私がどんなに疲弊してもエネルギー使ってても「うちら」から脱することはないのだろう。
だからって、「彼女と違って自分は全然すごくない」とは思いたくない。
彼女はすごい頑張ってるなぁ。
私も頑張ってきたことよ。
でいいじゃないか。それが嘲笑されるような集まりには出たくない。

時に女同士って、「何がすごくて・何がすごくない」が、誰かに勝手に振り分けられることがある。
「いわゆる女性らしさ」のポイントを多く獲得した人が「すごい」となりがちで、もしくは「仕事路線」。
「彼女は〇〇人家族を仕切ってて本当すごい」とか、「彼女は家事も料理もしなくたって、大手銀行勤務だもの、すごい」とか。
「未婚で非正規の自分は…」といじける日々もあったけど、今じゃ時代も変わって「全員すごい」のムードになりつつありますね。
「彼女はネットサーフィン命の独身非正規だけど、心が前向きだからすごい」と、増田明美みたいなことを誰かが言う。
それはそれでモヤモヤする私はなんだかんだ短気だって話で。





“抑えていた怒りはどこへ” への 3 件のフィードバック

  1. ご返信ありがとうございます。
    きっかけは全く違う上にちょっと下心的なところがあったんですが、診断結果が出て、一瞬そんなわけない!と思ったんですけど……割とすぐに、そんなわけな……くも……ないかも……????という笑
    元々素直なタチですが(でも天邪鬼という矛盾)柔軟性はここ数年で出て来ました。
    ドラゴンヘッド射手座が使えてると思い込んでます笑
    なんか、反発するより吸収していい方向に変わった方が、最終的に楽だなってことにも気づけました。それで、どうしても変われないところ、こだわりは変わらないんだし、というのも分かったので、それなら必要なところで踏ん張って、それ以外は柔軟に行こうかな〜って。

    あ〜女子力包容力合戦だるいですね……
    自分で言いますが、いわゆる女子力、包容力もまあある方(ある方とは本当は言いたくない)なんですけど、それを能力とか評価として言われると、いや万人にはしないが??みたいな気持ちになるんですよね笑
    私を大事にしてくれる人、私が大事にしたい人にやってるだけだから、お前もその恩恵を受けたければまず与えよ、みたいな謎の神爆誕しちゃうんですよね……

    そうなんですよ!時にはスピーディーに怒った方がいいところあるんですよね!!
    結局、サッと拒否した方が舐められないというのもあるような気がします……
    毅然とした態度も必要ですね。

  2. こんにちは。
    「くくるんじゃねぇよ」に、ヒュー!もっとやれやれー!と、うっかり野次を飛ばしてしまいました笑

    最近の「みんなすごい」って良いことだけど、ちょっと危険でもあるなと思うんですよね。
    どうも私も若干毒されてたようで、本当に最近、パーソナリティ診断みたいなのをしてみたんです。そしたら、自己愛性パーソナリティが強いことがわかって、私は「特別でなければいけない」と思ってたんだなぁと気づけました。
    幸い(?)他人をサゲてマウント取ることはほとんどないんですが、そうではないけど「自分は周りと違ってすごいのよ」と、無意識にアピールしてしまう、無意識にそういった言動をしてしまうことに気づきまして、「特別じゃなくたって良い」「特別じゃない、特別な私」(ル○ネ広告みたい笑)と思ったことで、とても楽になりました。
    最近は一億総インフルエンサー時代だと思ってるので、誰もが発信できる時代で、「すごい」となりがちで危ういなとやっぱり思います。

    「聞きたくない」と言った方はなんか肝座ってますね!
    でも他人にとっては大したことがなくても、shikiさんにとっては大したことですもんね。
    私も昔そういうことありました。
    そんなこと?と言われたので怒髪天突いてしまって……笑
    結局同じような価値観(というか常識のある人たち)に話したところ、同じように怒ったり、なんならドン引きしてたので、人によるんだなぁという学びになりました。

    あと女性らしさがあってすごいと言われる、すごいと言うの、未だにありますが私は苦手なんですよね……
    それこそ昔は気にならなかったけど、今は好きでやってるだけなので「女子力高くてすごい!」とか言われると、「女子力って何?は?」(「は?」の蠍座笑)って思っちゃって。とはいえ、相手のその価値観も否定したいとか矯正したいわけじゃないので、とりあえず曖昧に笑ってます笑

    アンガーマネジメントと言いますが、暴力性、攻撃性を相手に向けなければ、短気というのもアリだとは思うんですよね。
    というか、それこそが多様性なのになぁと最近は思います。

    1. meeさん

      コメントありがとうございます。
      meeさん、診断して自分を見つめてみたんですね。
      その結果を胸に受け止めて気づいたり楽になられたり、すごい柔軟性があるというか、感心しちゃいます。
      自分に柔軟性がある人って自分を信じられるからだよなぁと思います。
      全部吸収していい方へ変わっていこう、みたいな。

      「みんなすごい」のムードは疲れますね。
      誰かを崇めて自分をサゲるのも嫌ですけど、「へぇ…」だと冷たく感じちゃう忖度が働くというか、女子しかいないのにいつの間にか女子力・包容力合戦みたいになってるのもうんざりですね。

      アンガーマネジメントの6秒は私も意識したりします。
      カッとなるような対応受けても、1日寝かせるとどうでもよくなるか、冷静な反応ができるようにはなってきたのですが、時にはスピーディーに拒否反応を伝えた方がいい場面もあると思うし。
      でも自分と関係ないところで誰かがカッとなってるのを見るのは結構楽しいですね。

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